自動車運転免許はどうやって取るの?

・指定自動車教習所で学び、運転免許試験場で受験するのが一般的

「免許=自動車教習所で取る」というイメージがありますが、実は自動車教習所だけでは免許は取得できません。一般的な方法は公安委員会が公認した指定自動車教習所に通って運転技術や交通ルールを学んだ後、技能試験を受けて卒業。その後、運転免許試験場で学科試験に合格すると晴れて免許が交付されます。
現在、普通自動車免許取得者のうち約95%はこの方法で免許を取得しています。

その他の方法としては指定外自動車教習所に通い、技能試験と学科試験を運転免許試験場で受ける方法、または自動車教習所には全く通わず、運転免許試験場に行って試験をクリアする方法もありますが、これは一般的ではありません。

オートマチック限定とマニュアル、みんなはどちらを取っているの??

・そもそもどう違うの?

“オートマ(AT)”や“マニュアル(MT)”といったキーワードは何となく知っているだけという方も多いのでは? この言葉は、運転するクルマの操作方法の違いを指し、それぞれ取得する免許によって運転できるクルマが異なってきます。クルマのギアチェンジが自動で行われるものをオートマチックトランスミッション=“AT”(以下、AT)、ドライバー自身が切り替えるものをマニュアルトランスミッション=“MT”(以下、MT)と呼びます。
AT車の良いところは、ギアチェンジをクルマがやってくれるため運転が楽なこと。特に渋滞が多くてストップ&ゴーが連続する都心部ではハンドルとブレーキ操作にさえ集中していればいいAT車の便利さが実感できるでしょう。逆にMT車はクルマを自分でしっかりと操っている、という楽しさがあります。

自動車学校あれこれ~費用と日数、みんな何歳で取るの?

・24歳までに約8割が取得!

ご存じのとおり普通自動車免許が取得できるのは18歳から。仮免許も18歳になるまでは取得できません。実際に免許を取っているタイミングですが、19歳までの取得率が約22%。20~24才の間に男性の約82%、女性の約73%が運転免許を保有するというデータ(*4)が出ています。つまり24歳までに男女ともに多くの方が免許を取っていることになります。社会人になって仕事が忙しくなると、受講する時間を作るのが大変になってきますから、可能であれば時間に余裕のある学生のうちに取っておいたほうがいいのかもしれませんね。

・免許を取るために必要な日数は?

通学の場合は2~3ヶ月で卒業、合宿では2~3週間くらいが一般的です。各通学方法とも、自動車教習所のカリキュラムには差がありません。学科教習課程26時限、技能教習34時限の受講が義務づけられています。学科に関しては1日何時間受けても問題なし。やる気があれば早く終了してしまう人もいるでしょう。ただし問題は技能教習です。こちらは1段階だと1日2時限まで、2段階に入っても3時限(連続しない場合に限って)までしか受講できません。
もちろんカリキュラムで定められた運転技術が身につかなければ先に進めませんし、教習所自体が混み合っていれば思うように予約を入れられない状況も生じるでしょう。そのため免許取得にかかる期間は人によってかなり差があります。

・入校後の流れを教えて!

教習所、合宿ともに内容は同じです。入校後はまず、基礎的な交通知識を学ぶ学科と、教習車を使った運転技術を学ぶ技能の第1段階から始まります。
一定授業数の受講後、技能の修了検定と仮免許学科試験に合格すれば仮免許が交付され、より高度な交通知識や一般の路上教習を交えた第2段階へ進みます。
第2段階でも技能と学科のテストがありますが、指定教習所であれば技能試験は卒業試験(卒検)で取得できます。筆記試験の学科は教習所内ではなく、住民票を管轄している運転免許試験場で受験が可能です。
技能試験に合格した段階で教習所は卒業となりますが、運転免許試験場の学科試験にも合格しないと免許交付とはならないので注意が必要です。

最後の難関、免許試験の合格率は?

・試験場に行く前に住民票の登録地を確認

運転免許の交付は、自分の住民票が登録されている都道府県でしか受けられません。修学や転勤などで住民票の登録地とは違う場所に住んでいる人は注意が必要です。たとえ現住所の近くの自動車学校を卒業したとしても、最後の学科試験だけは住民票登録地の運転免許試験場で受けなければなりません。これは日本の運転免許証を各都道府県の公安委員会が交付しているため。実際に運転免許試験場に行って慌てることのないように、事前に住民票の登録地を確認しておきましょう。

・合格率は上昇傾向、しかし合格率は油断禁物の70%!

自動車教習所の卒業検定に合格後、卒業証明書を持って運転免許試験場へ。ここで待ち受けるのが学科試験です。○×選択式で95問出題され100点満点中、90点以上ならば合格となります。これまで自動車教習所で習ってきたことばかりなので基本的には簡単に解ける問題が多いはず。ただし実際の合格率は70%程度なので油断せずに気を引き締めて臨みましょう。卒業証明書の有効期限は1年間ですから、万が一試験に落ちてしまった場合でも期間内に再挑戦することができます。インターネット上には本免許学科試験の問題集が載っているので、そういうサイトを使って試験対策してみるのもよいかもしれません。

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※情報引用元 I.S.免許センター 免許の匠
「免許の匠」が取り扱う教習所一覧。
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