合宿免許は、短期間で免許を取得できる点が最大のメリットです。また、合宿免許に参加すると、料金が安く済むという魅力もあります。ただ、合宿免許では多くの場合途中で帰ることができません。そのため、女子ならではの必需品は確実に準備しておくことが大切です。合宿に必要な持ち物などをチェックして、スムーズな免許取得を目指しましょう。この記事では、合宿免許に必要な書類や持ち物、適した服装、女子ならではの必需品について解説していきます。

入校に必要な書類をチェックしておこう

合宿免許に参加する場合は、教習所に入校することになります。入校の際には、いくつかの書類が必要となるため、必ずチェックしておきましょう。まず、初めて運転免許を取得する人の場合は、身分証明書が必要です。たとえば、健康保険証やパスポート、顔写真付きの住民基本台帳カードなどを持参しましょう。マイナンバーの通知カードも、本人確認書類として使用できると思われがちです。しかし、マイナンバーの通知カードには顔写真がないため、身分証明書としては使えません。加えて、一般的には写真付きのマイナンバーカードなら、本人確認の際の身分証明として利用可能です。しかし、マイナンバーカードは管理が難しいという問題があることから、本人確認書類として推奨していない教習所も見られます。そのため、身分証明書として顔写真付きのマイナンバーカードを提示しようと考えているのであれば、教習所に事前に確認するようにしましょう。

また、外国籍の人で免許の取得を目指しているのであれば、在留カードが必要です。在留カードの期限が切れていないかどうかを、しっかりと確認しておきましょう。さらに、過去に免許を取得しているのであれば、それが本人確認書類として使えます。ただし、運転免許証と住民票の住所が異なる場合は、住所変更の手続きを行うことが欠かせません。

次に、入校には住民票も必要です。住民票は本籍地が記載されているもので、発行日が3カ月以内のものに限ります。住民票を用意する際にはマイナンバーが記されておらず、本人名義のものを用意するようにしましょう。加えて、すでにほかの免許を持っている人は、運転免許証の持参も欠かせません。たとえば、以前に原付免許を取得していて、新たに普通車免許を取得する場合は、期限内のものであれば使用できるため用意しておきましょう。

入校に必要な持ち物とは?

合宿免許の入校では、必要書類のほかにもさまざまな持ち物が必要となります。合宿先が不慣れな場所であるケースも多いため、必要な持ち物は忘れないように準備しておきましょう。まず、筆記用具は、学科教習を受ける際には欠かせないアイテムです。実技などで、指摘されたポイントを書き留めておきたいときには、筆記用具に加えて、小さめのサイズのノートなども用意しておくと便利です。筆記用具として、シャープペン・消しゴム・ボールペン・蛍光マーカーなどを準備しておきましょう。次に、印鑑も必要です。ただし、スタンプ印は使うことができないため、朱肉を使って押すものを持参しましょう。

また、合宿免許では、健康保険証も持って行くことがポイントです。健康保険証に関しては、本人確認書類としても使えるものです。入校している間、病気やケガをして病院にかかる場合、健康保険証は欠かせません。ただし、健康保険証のコピーは受け付けていない病院もあるため、原本を持参しましょう。続いて、現金やキャッシュカードも必要です。現金を準備する際、どれくらいの金額を持って行けば良いかは悩みどころです。入校時に持って行く現金は、参加するプランによっても異なります。たとえば、1日3食分の食事が付いているプランなら、現金が必要となるシーンはそれほどないと予想できます。現金は自分にとって必要な分だけを準備しておき、トラブルを避けるためにも大金を持ち歩かないようにしましょう。

さらに、眼鏡やコンタクトレンズが必要な人は、忘れずに持参することがポイントです。入校資格のひとつとして、視力の条件を満たしていることが挙げられます。普通免許の場合は、片目でそれぞれ0.3、両眼で0.7以上の視力が求められます。ただし、片眼が0.3未満の場合は、視野角度150度以上であることが条件です。そのため、普段の生活で眼鏡やコンタクトレンズを使用している場合には、合宿免許でも必要となるでしょう。ただし、カラーレンズを使用した眼鏡や、カラーコンタクトレンズの使用は認められていません。

続いて、洗面用具や日用品、着替え、携帯の充電器なども準備しておくと重宝します。歯ブラシやタオルなどは、宿泊先となる施設が用意していない可能性があるため、忘れないようにしましょう。また、携帯の充電器がないと、携帯電話が使えなくなってしまいます。教習所に入校した後は最短でも2週間の合宿生活となるため、忘れ物の内容に気をつけましょう。

スカートは禁止?入校時の服装は?

女性が合宿免許に参加する場合は、入校時の服装にも気を付ける必要があります。教習所によっては、入校初日から教習を始めるケースも多くあるため、スムーズに教習が受けられるように服装にも配慮が必要です。入校時には、運転しやすく、動きやすい服装を心がけることが大切です。そのため、ミニスカートや胸元が開いた露出の多いファッションは禁止です。教習を受け持つ教官は男性であるケースがほとんどであるため、あまりに肌の露出が高いファッションは視線のやり場に困るという問題にもつながります。また、二輪車の場合などは転倒の恐れがあることから、露出の多いファッションでは安全面も心配されます。服で迷ったときには、肌の露出が少ないパンツスタイルのファッションが良いでしょう。

また、実技教習中の女性の場合、スカートやサンダル、ハイヒールは不可です。丈が長いスカートは肌の露出の心配はありませんが、動きにくいというデメリットがあります。靴に関しては、サンダルやハイヒールのほかにも、ブーツや厚底のものは避けるのが無難です。ペダルが踏みやすく、靴底が平らな靴でなければ、安全に教習を受けることはできません。入校時には、履きやすいスニーカーなどが適しています。

さらに、つけ爪やディファインを含むカラーコンタクトレンズも不可です。ジェルネイルやつけ爪などで爪が長すぎると、ハンドルを上手く握ることができません。加えて、近視や乱視で視力の矯正が必要な場合は、カラーレンズでない眼鏡かコンタクトレンズを用意しましょう。

着替えはどのくらい必要?

合宿免許の場合、最短でも2週間は宿泊施設に滞在することになります。そのため、着替えを持参することは欠かせません。ただし、2週間分の着替えを用意する必要はありません。着替えは、最低でも5日分は用意しておきましょう。着替えを準備するときには、下着や靴下などは多めに5日分は用意しておくと便利です。洋服は持参したものを洗濯しながらローテーションすることがポイントです。洗濯しながら上手な着回しができると、荷物を減らすことにもつながります。準備をする段階で、どのような着回しができるかを考えながら洋服を選んでおくと、合宿中に服装で困る心配はありません。

また、寝るときには、普段自宅で使っているパジャマよりも、スエットやジャージなどの部屋着を用意しておくと良いでしょう。宿泊施設によっては相部屋となる可能性もあるため、スエットやジャージなどのルームウェアが好ましいといえます。加えて、夏場でもカーディガンなど体温調節ができる羽織ものを持っておくと、寒いときにさっと羽織ることができます。ただ、着替えが多すぎると、荷物も増えてしまうでしょう。着替えを準備するときには、服装を気にしすぎて枚数が増えすぎることのないように気を付けることが大切です。

女子ならではの必需品とは

女子が合宿免許に参加する場合は、女子ならではの必需品も用意しておきましょう。まず、ドライヤーやヘアブラシ、ヘアゴムなどのアイテムは、髪が長い人には欠かせません。宿泊施設にドライヤーがある場合でも、数に限りがあります。使い慣れたドライヤーを持参しておくと、順番待ちをする必要はありません。次に、洗顔グッズやスキンケアグッズ、メイクグッズも必要です。合宿免許の期間は2週間と長いため、肌荒れを防ぐためにも普段使っているスキンケア用品を持って行きましょう。加えて、車の運転は、意外と日焼けをするものです。そのため、日焼け止めも持っておくと役立ちます。

また、生理用品も忘れずに持参することがポイントです。合宿免許の場所によっては、近くにコンビニやドラッグストアなどがない可能性もあります。もしものときのために生理用品も持っておけば、生理になった場合でも焦らずに対応することができます。合宿に持って行くもので悩んだときは、普段から使い慣れたものを持参することが大切です。たとえば、初めて使う化粧品やスキンケア用品などは、環境の変化などで肌荒れを起こす原因となる可能性もあるため注意しましょう。

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※情報引用元 I.S.免許センター 免許の匠
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