合宿免許で運転免許証を取得しようと思う理由はなんでしょうか?宿泊食事つきで通学より料金が安いから、普段なかなか行かない地方に行って旅行気分が味わえるから等々、色々な魅力はあると思いますが、やはり一番は短期間で免許を取得できるから!ではないでしょうか?免許をスムーズに取得するために、入校してから免許が取得できるまでの流れを事前に確認しておきましょう。

ドキドキの初日!入校日当日のスケジュールは?

緊張して教習所に到着し、初日はのんびり過ごす・・・と行かないのが合宿免許。入校した当日から、学科はもちろん、運転の実技まで行います。まず始めに行われるのが入校説明会。教習所での過ごし方や、宿舎のルール、校則などについて詳しく説明されます。その後は、視力、色彩判別能力、聴力、運転能力などの適性検査。この検査をクリアしないと教習を開始できないので、視力などに問題がある方は事前に眼鏡を作るなど、準備が必要です。そして最初に受ける授業は先行学科「運転者の心得」。法令上、最初に習うことが規定されている科目です。モラルや責任、交通法令の遵守などをきちんと学んで、免許を取る心準備ができたら教習スタートです。

いよいよ本格始動!第一段階のスケジュール

合宿の前半は「第一段階」と呼ばれるもので、学科は10時限、技能教習はAT車だと12時限、MT車は15時限あります。学科は、教科書やビデオなどの映像で運転のための基礎知識を学び、技能教習では基本操作と基本走行を学びます。仮運転免許証を取得するまでは路上で運転はできないので、教習所内のコースで、車の乗り降りや運転姿勢から始まり、カーブの通行や踏切の通過などを練習し、問題なければ担当教官から教習生名簿の各項目に判子を押してもらえる仕組みです。そして最後に修了検定のコースや課題を問題なく走行できるかの「みきわめ」があり自分が苦手な運転技術を再確認したら、次の日はいよいよ修了検定。また仮免学科試験の模擬テストの効果測定も、試験の日までに何度かあり、この効果測定が合格しないと本番に臨めない教習所もあるので、学科試験の勉強も大切です!

路上に出るために!修了検定と仮運転免許証の交付

いよいよ仮運転免許証の交付を受けるための、修了検定と仮免学科試験。まずは技術の修了検定からスタートです。採点は、持ち点100点からの減点方式で行われ、合格は70点以上。採点は車の前後を確認し乗車するところから始まっているので、緊張のあまり確認せずに急発進!などないよう、最初から細心の注意が必要です。脱輪や信号無視などの操作ミスや大きな法規ミス、検定員の指示に反する行為をしたりすると検定中止になるので、このような行為は絶対にしないことも大切です。晴れて検定が合格しても、ホッとはしていられません。修了検定合格後は、仮免学科試験があります。学科試験は50問を30分間で回答し、90点以上で合格。1問2点なので、6問以上間違えると不合格になってしまいます。試験の前に、問題集を何度も解いたり、仮免の練習ができるwebサイトを利用したりと、様々な方法で沢山問題を解いておくことが合格への近道です!合宿免許に来ているので、お友達と楽しくて遊んでしまう人も多いですが、学科試験前は集中して勉強をしておきましょう!仮免学科試験も無事合格したら、仮免許証が交付されて路上教習開始!!もし不合格だと、第二段階に進めないので再試験が必要です。

正念場な第二段階のスケジュール

合宿免許も後半に突入し、第二段階に進むと学科は16時限、技能教習はAT車、MT車ともに19時限あります。第一段階で学んできたことに加え、実際に路上に出て路上運転に必要な知識と技術を学んでいきます。学科は第一段階と同様に、ビデオや教科書で学ぶ項目もありますが、学科と技能がセットになった危険予測ディスカッション、模擬人体装置やAEDを使用した応急救護教習など実践的な内容も多くなってきます。また技能教習はほとんど路上で行うようになり、大型車も走るような大きな道路から、住宅街などの狭い道路まで教習所の近くにある様々なタイプの道を走行することができます。そして後半には高速教習があり一人あたり15キロ程度走行をします。ただし教習所の近くに高速がない場合や悪天候の場合などは、運転シミュレーターで代用する教習所もあるので、気になる方は事前に確認することをおすすめします。そしてすべての教習が終わった最後には「みきわめ」があり、次の日の卒業検定に備えます。

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※情報引用元 I.S.免許センター 免許の匠

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