オットが焼きプリンを2つ買ってきた。
2つとも自分用であることはほぼ間違いない。
しかし、それが食べたかった私は
「もしかして私の分もと思って二つ買ってきてくれたのかもしれない」
と自分勝手に解釈。
「プリン一個食べてもいい?」
としらじらしく可愛げを装って聞いてみたら
意外にも「食べてもいいよ」との返事。
一日置いてまだ冷蔵庫に鎮座しているプリン。
これはいよいよ私が食べてもいい合図だと私はためらうことなく
貪り喰った。
帰って来たプリン購入者がそれがないのを発見。
「プリン食べた?」
「食べたよ。だって食べてもいい、っていってくれたやん」
「あー、やっぱり昨日食べときゃよかった」
私も本当は食べて欲しくないのでは、
ということは実は見抜いていた。
しかし、これがなくても一応バレンタイン用のつもりで買った
ハッピープリンがあるし、と思ってそのことを告げると
「いや、あれはいらんかってん。あれはあんたが食べたらいいと思ってた」
とニクソイ事を言う。
それならそうと最初っから言え!
焼きプリンを2つとも本当は自分が食べたいが
私に食べるなとは言えない、中途半端な優しさ。
いや、そんなものは優しさでもなんでもない。
表面上は紳士を装い、いい人ぶる。
いい人ぶるなら最後まで貫き通せ!
結局最後になって本音を吐露するなんて
ややこしい奴。




