瑞希が素早く計算して言う。
「一人500円ね、はいサナエ、
徴収ーリキ!!消臭ーリキ!!」
くだらないいおやじギャグをいいながら、
手のひらを私に向けてくる。
ー500円か。。
あーこんなことに、たかが500円といえども
つぎ込まなくてはいけないなんで。。
心とは裏腹に
「あーはいはい」私は気持ちよくカバンから
財布を取り出し中から
500円玉をつまみあげ、渡した。
「あ、ちょうどこの岩下志麻の分、見てなかったから
ちょうどよかった!」
ミツエははじまったゴクツマに嬉々としながら見いってる。
そこへ・・
トントントンとドアをきつつきのように
せわしげにノックする音が聞こえてきた。
「はい~?」
動きたくない瑞希が声をはりあげて返事する。
「召集です。お呼びお呼び!」
杉ノ原課長の声だ。支店長の手下である。

