余興の時間が近づいてきた。
私たちの出番は3番目だ。
部屋に戻って、準備を始める。
黒のシースルーミニドレスに着替える。
ーなんで、こんな衣装着ないといけないのかなー・・
なんだか
無性に悲しくなってくる。
それにひきかえ、瑞希は楽しんでる様子だ。
「あ、それと網タイツ。買ってきたから。はいてね」
袋入りをなげつけてくる。
「ねぇー、メイクはどうすんの?シャドウ何色?」
淡々とした表情で問うミツエの真意ははかりかねる。
「うーん、紫がいいんじゃないかな。」
紫の濃淡が4色はいったパレットを
ポーチから出してくる。
「一番左の薄いのをアイホール全体にひろげて・・
残り2色を使って、仕上げて。
一番濃いのを目の際にね。
あ、あとラメ入りの、これ。これを上から重ねて。
口紅はこれね」
てきぱきと指示しながら真っ赤なパレットを出してくる。
「こんな吸血鬼みたいな色、塗ったことないよ」
私は思わず叫ぶ。
私はいつもブラウン系の口紅しかささない。
こんな外国のモデルのような真っ赤な口紅・・

