恋愛恋愛って
そんなに楽しいものじゃない。
むしろ、辛いこと、苦しいことのほうが多いかも。
でも、なんで
人は、世間はみんな恋しよう、恋愛しようっていうのかな。
ひとを好きになることと
ひとに依存することは違う。
私は一颯を好きになったけど、
一颯に依存してなかったかな。
本当に一颯を好きだったんだろうか。
一颯が好きになってくれる自分が好きだったんじゃないだろうか。
一颯が可愛いと言ってくれる、
好きだと言ってくれる。
そんな自分ってなんてステキ!
そんな風に勝手に思って有頂天になっていなかったか。
そしてほっておかれる自分ってなんて
かわいそう。
いったい私って何なの。
見向きもされなくなった自分には
価値がなくなったように思うなんて。
男から大切にされようが
邪剣にされようが、
私自身は何も変わらないはず。
なのにどうして。
私は自分のさみしさを、
心の隙間を埋めるためだけに
恋愛してきたの。
一人を楽しめない人間が
二人でいたって、
楽しく過ごせるわけない。
一人でも充分楽しく有意義に過ごせる人間が
二人でいたときに
その楽しさが倍増する。
相手に求めることは大事だけど、
それは自分が与えてからじゃないのかな。
私はただただ
受け取ることばかり考えてた。

