前回・・
自分を変えたい欲求にかられた真未は
会社をやめ、山の高原にあるペンションで
アルバイトをすることになった。。
自分の環境を変えることで、
自分が変われるなんて、
そんな簡単に変われるほど
人は単純なものじゃないってわかってる。
でも、そうでもしなければ
空気を変えなきゃ、
もう酸欠状態になってしまう。
それくらい
私の周りの空気は
よどんでいた。
うっそうとした茂みに囲まれた
プチペンション。
携帯の電波も
届かない場所が国内に存在するなんて。
誰かに連絡取ろうにも
そうやすやすとはいかない。
電波の波長をチューニングするようかのように
森の中をさまよいあるく。
たまーに
一瞬、使えるポイントがあり、
その瞬間をめがけるが
それも日によって変わったりする。
あたりまえのように使えていた
自分の細胞のようだったケイタイが
突然使えなくなる恐怖。
社会と切り離され隔絶された世界に
自分ひとりだけ取り残されたような感覚。


