6月2日(日)
化粧水が切れたので、
いつも行ってるFショップへ行ってみる。
いつもの化粧水、しっとりタイプを手に取る。
「いらっしゃいませ。
しっとりタイプでよろしいですか?
これからの季節、お肌の状態が変わりますので、
よろしければ
お肌の診断させていただきますが・・」
真っ白な肌の店員さんがそう声をかけてきてくれた。
ーそーいえば、以前もマイクロスコープとかいうので、
見てもらったことがあった。
そのことを告げると、
以前のデータを探してくれ、
新たに今の肌の状態と比べてくれた。
「以前診断させていただいたのは去年の11月ですね。
その頃より、お肌の細胞がかなり整ってきてますね。」
ーほんとだ・・
以前は流れてしまってはっきりしなかった形が、
キチンと六角形の細胞になりつつある。
これが、恋の作用でなくていったいなんだろう。
調子に乗って、
私は買う予定のなかった
口紅まで奮発した。
しかも、今まで買った事のない
深いダークレッド。
ついでに紅筆も。
今まで、口紅は直接リップスティックを
唇に押しつけていた。
でも、キチンと紅筆で扱いたくなった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
紅筆に少しだけ色をとり、
丹念に唇に塗っていく。
大切な大切な唇。
ケースケとキスするために存在する唇。
それ以外にこの私の唇、用があるだろうか?
新しい紅筆は唇にまだ固い。
早くなじんで柔らかくなってほしい。
そして、この唇も早くまた
あの人の唇と一体化してなじむことを望んでる。
どちらがどちらの唇か
わからなくなるほど。
むさぼりあいたい。
私は人差し指で唇の上をそっとなぞった。

