「ねぇー・・お風呂、一緒に入ろうよ」
ホテルに入ってキスを交わした直後、藤枝君が
そう言ってきた。
「えっ・・お風呂?」
そんな・・一気にハードル高くなって
ちょっとそれは・・と、
ためらってると
「いいよ、優梨絵ちゃん、先はいっといでよ」

優梨絵ちゃん・・て・・今日初めて・・
いや藤枝君から初めてそう言われた。

洗面所の前で
キャミ一枚になって髪をアップにした。
ここで、化粧落としたら
ベッドの上では素ッピンだよなー。
かといって、このままシャワー浴びたって、
半分以上化粧落ちちゃう。
シャワー浴びたら、また化粧する?
それも、おかしい。
第一化粧ポーチ、部屋に置いてきちゃったから、
このカッコでもう部屋にはいけないし。

だけど・・
映画やドラマでは皆ベッドの上でもメイク顔なんだけど、
あれはどうして?

と、いまさらながら
どうでもいいようなことを
私は考えた。

いったい、どこでどうやって
メイクするんだろう?

いや昔の夫婦なら
「寝化粧」なんて言葉あったけどさ。

私はキャミの肩ひもをするすると落とした。
シルクの肌触りが
一直線に足首まで伝わった。
ショーツを脱ごうとして
足の間にぬめりがあるのを確認した。
嫌だ、私ったら・・

これ、勝負下着なのに。

シャワー浴びて、
出てきたら又この濡れた下着をはかなきゃいけないじゃん。
もう一枚、持ってくればよかった・・
考えても仕方ない。

裸になってシャワーを頭からかけた。
張りのある乳房にも
それは降り注いだ。

水圧が痛いくらい響き、
乳首の先がとがってくる。


ピンクセラムな夜