三年前。優梨絵22歳。
「ラブホはいやだからね」
私の要望に
「わかった、わかった」と答える彼。
「シティホテルを予約してるから」
「それは海の見えるところ?」
「海・・?海はみえないなぁ・・
でも、16階だから夜景がきれいだよ」
10分後。私たちは
夜景の見えるホテルの一室にいた。
「ねぇ・・ドラマだったら前後に並んで
窓に映った顔見ながら
会話するんだよね」
そう笑いながら私たちは隣り合って、
時に見つめ合いながら会話した。
「ドラマだったら、こうやって・・
男は女の背中から腕を回す」
そして彼は私の背後にたち、
後ろから手を回してきた。
「よかった・・届いて・・」
私のお腹の前で、組み合わせた腕とうで。
「どーゆー意味?それ・・腰回りが太いってこと?」
私はちょっとムッとして後ろを振り返った。
その瞬間、唇を奪われ、
私たちはベッドへなだれこんだ。
「お姫様だっこ・・してほしかったのに・・」
「それは、ハネムーンのときの
楽しみに残しとこうよ」
そして
私たちは、朝まで3回も愛し合った。
なのに、なのに・・
まさか
あんなことになるなんて。
心愛には、私と元彼は
遠距離恋愛に耐えられなかった私がフラれた。
ということになっているが、
実は誰にも言えない秘密があった。

