「ねぇ、またコンパ開いてもらおっか?
結菜(ゆな)に連絡とってさ」

料理教室の帰り、心愛が突然言い出した。

「うーん・・そうだね・・」
私はたった1回LINEのやり取りして
終わってしまっただけの藤枝君のことを思い出した。

あれから向こうからも,
何も連絡がないってことは、
何とも思われてないのか、
ただそういうことはめんどくさいと思うたちなのか

百歩譲って好かれてるとうぬぼれてるとして、
よっぽど相手が内気なのか。

でも、私自身は一体どうなのか。

「うん・・でもさ・・そーんなに、藤枝君のこと、
好きとかそうゆうのないし・・」
私は煮え切らない返事をした。
「別にメンバー変えたっていいんだよ。
いくらでも、結菜が集めてくれるし。
それに、
先パイ、いちいち好きな人と付き合わなくってもいーんだよ。
もう、特に嫌いでなければ、今特に彼氏いなければ
つきあっちゃえばいいんですよ」

「えー、でもそうゆうの、嫌だな~。
やっぱ、自分が好きと思う人から好かれて・・それで
一緒になりたい」
「まーたまた。そんな中高生みたいな夢物語は卒業しましょ!
私たちには時間がないのだ」

「でも・・理想じゃない?。
そうありたいな・・て・・」
「それはそれで、理想として置いといて。
一方でもう恋を始めなくちゃ!
結菜に連絡しとくね!」
「・・う・・うん・・」
半ば強引に心愛に押し切られた形になった。

ピンクセラムな夜