前回までの大まかなお話~
結婚に憧れる
優梨絵25歳。2歳下の大学の後輩心愛の友達の手配で
コンパに参加した。
そこで、ちょっといいな、て思えるグレーのスーツを着た男性がいたのだが、
その男性は会社で使用している名刺しかくれなかった。
ところが心愛からの電話でその名刺の裏にラインのIDが書かれてあることに気がついた。
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「昨日、夜だったから暗くてよく見えなかった・・
まさか、裏に何か書かれてあるなんて思いもしなかった」
「とにかくー。
最初は固い社交辞令っぽいものでいいから、
送るべきですよ、LINE。
昨日はありがとうございました。とかナントカ。」
「んー・・そんなの、なんか物欲しげじゃない?」
「あーダメダメ。。男の人って結構気弱なトコあるから、
あー名刺渡したのに何の連絡もない、って
もう今頃結構落ち込んでますよ。
そうゆうゴチャゴチャ考えずにもう、
先パイ相手いないんだから、突き進めばいいのに・・」
ー相手いない相手いない、てそんなことばっか強調しないでよ。
私だって、つい数カ月前までは。。
「余計なこと考えずにフツーに
素直に即お礼が言える女の子っていうのが
可愛いんですよ。」
心愛は私の気持ちなんて
おいてけぼりで、自前の恋愛論を押しつけてくる。
「そーかなあ・・」
まだ煮え切らない態度でいると
「それに・・実は、藤枝さんのこと、先パイタイプなんでしょ?」
と核心をついてきた。
「え~..いや~・・タイプってゆーか・・・
どっちか、てゆーと、
最初はグレーのスーツに正直ひっかかったんだよね。
なんか、グレーのスーツなんてダサイなー・・て」
「あーもう、ダメダメ先パイ!!わかってないなぁーもう。
グレーのスーツ着こなせる男が、
本当にオシャレな男じゃないですか」
「えー普通、紺とか、、せいぜい紺にストライプとか・・
そうゆうのでしょ」
「だから、そうゆうのっていわゆる安全カラーなんですよ。
誰でも着てるし、とりあえず誰にでも似合っちゃう。
高校生の制服みたいですよ」
「グレーってオジサンが着るんじゃないのー」
「だからー。だから、なんですよ。20代であれだけグレーが着こなせる、って
ことはー藤枝さん、かなり仕事が出来る人だと思う」
心愛は断言した。

