「ちょっとちょっとぉ~勝手に注文しないでよ、心愛。
私、アルコールダメなのよ、知らなかった?」
「えっ?そーなんですかー優梨絵先パイ。
じゃあ、なんにします?」
「ウーロン茶」少々憮然とした表情で、
ぶっきらぼうに告げる。
「あ、僕もアルコールダメなんですよ。。」
僕という言葉が全然顔と合っていない
スタジャン野郎が間に入ってきた。
もっとも、今はスタジャンを脱いで、
MCMのトレーナー姿になっているのだが。
「アルコール・・ダメなんですか?
そんな風には見えませんけど・・」
心愛がまた余計なひと言を付け加えながら聞くと
スタジャン野郎は軽く笑いながら
「本当は飲めるんですけどね。今日は車できたもので」
「そーなんですか、じゃあなんにします?」
そこへ結菜がもう一人女の子を連れてやってきた。
「ごめーん。遅くなっちゃって・・」
「あー結菜。ちょうど今、
ドリンク決めようとしてたところよ。なんにする?」
「生中で!」間髪いれずに結菜が叫ぶ。
結菜は、ショートヘアにサルエルパンツが良く似合う
ちょっとボーイッシュな子だ。
「蘭子は?」
結菜が連れてきた友達は蘭子というらしく、
白のオーソドックスなブラウスに紺のスカートをはいている。
何か小さな声で伝えたようだがビールでよいらしく、
「じゃあ、おねえさん。やっぱ生中6コとウーロン茶が・・ひとつ・・と・・」
心愛がスタジャン野郎に視線を移して、
返事を促すようにすると、
「あ・・僕・・僕もウーロン茶で」
○●○●○●○●○●
カンパーイ!!
生中6コにウーロン茶2つのグラス合わせで
やっと宴ははじまった。
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