前回までのお話。
一か月近く
連絡を取り合わなかった花恋が
突然家にやってきた。
やはりどうしても拓海のことが好きだと、
そばにいてほしいと懇願する花恋。
好きな人できたの?
単刀直入に聞く花恋。
反射的に首を振る拓海。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
「なら・・・!!」
花恋の顔が
パアッと明るくなった。
「花恋のそばに、ずっと・・ずっといて・・」
花恋は俺の首に腕をまきつけにきた。
「あ・・違うんだ。・・ダメ・・なんだ・・
ダメなんだよ・・」
「えっ?」
花恋は、腕をふりほどき
子猫のような目で見つめてきた。
「もう・・花恋とは・・つきあえないんだ」
「なんで?なんで?どうして?」
花恋は叫びながら、俺の胸をどんどん叩いた。
そして、俺の左胸に左耳をつけ鼓動を聞きはじめた。
「拓ちゃんの心臓の音・・聞こえる・・
拓ちゃん・・・嘘ついてるね・・
花恋も知らない、誰も知らない嘘」
目をあげて涙のたまった目で見上げてくる。
「ウソツキ拓ちゃん。
もう、今日でほんとーっにおさらば。
もう、今後やらせてください、なんて
いってきてもぜーったい、やらせてあげないよーっだ」

