チラッと後ろをふりかえると、
まどろんでる先生の顔があった。
先生にこのことを報告しようかどうしようか。
迷いながらティッシュに包んでゴミ箱に投げ捨ててやった。

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「それ、ヤバイんじゃないのぉー」
悪友である佐伯に
絶対誰にも言うなと念押しして、
このコンドームやぶれ事件を打ち明けた。
相手は花恋ということにした。
「イマドキ、そんな破れるような粗悪品あるか?」
今の時代に考えられないが聞いてみた。
「さぁーしらねぇ。だけど、普通はよっぽど
女の長くのびた爪で
さわっても破れねえよ」
「そーだろ?聞いたことないよ」
「あ、相当激しかったとか・・イヒヒ」佐伯はうれしそうだ。
「激しい・・て・・いったいどの程度?
しかし、それにしてもそれでも大丈夫だろ?」
「あっ!」
佐伯は切れた電球がふいにもちなおして、突然ついたような顔になった。
「なんか、きいたことあるぜー。最近・・
破れるコンドームっていうの。
「破れる・・て・・破れたら意味ないんじゃないの?」
「そーなんだよ。意味ないんだけど。
AV限定で、そうゆうのあるらしーんだよ。」
「お前、よく知ってんな」
しかし、もしそうならば、
先生が何を目的で
それを使ったのか。
一体何のために?そして何よりどうやって入手したのだろうか?
俺は全くわからなかった。
「絶対、このこと誰にも言うなよ」
俺は再度佐伯に口封じした。
「はいはい、わかってますよぉー。
でも、気をつけろよ。ふ・き・い君」
佐伯はまたニヤニヤしていた。


ピンクセラムな夜