みっちゃんは笑っていた。
「コクんないよー。それにさ、自分が相手のことを好きな気持ちって
もうすでに伝わってるらしいよ。」
「そう・・なんだ・・」
「うん。ポップティーンネタ。9月号。
今年の秋はアバンギャルドに攻める」
「アバンギャルド?」
全然意味がわかんなかったけど、みっちゃんが私のことなんて
全く気にも留めていず
どんどん自分の道をすすんでいってるということだけはわかった。
「それにさ・・男子ってコクられるとひいちゃうらしいよ」
急にみっちゃんはひそひそ声になった。
「えっ?なんで?」
「オトコってさ。狩猟本能ってゆうのがあるらしいんだよ」
「狩猟・・」
「うん。獲物おっかけてって、つかまえたいんだよね」
「あーだから、男子ってクワガタとかバッタとか
捕まえるのに異常な執念燃やすの?」
「んー。それはどうなんだろ。それも関係あんのかな」
「それでさ・・」みっちゃんはいっそうヒソヒソ声になった。
「この間、理科の授業で、見たやん?
精子の動くところ」
「あー、あれね。」
私は顕微鏡で見た画像が浮かんできた。
「あれくらい、男ってピチピチ元気があまってるんだよ」
「じゃあ、そうゆうところに、私をどうぞ、なんて
はいっていっちゃったらまさにモテモテ。
馬の鼻先にニンジンぶらさげるようなもんだね」
また私はシマッタとおもったがもう遅い。
みっちゃんはニヤニヤしている。
「私をどうぞ、ってなかなか言うね~ハルちゃん。
6年になってオトナになってきたね。
ハルとこんなエロ談義ができるなんてねー」

