「皆さん。今日は遠いところ、ようきてつかあさった。
(注:きてくださった、の意)
なあんもできんようになってしもうて、
こんなすわってるだけになってしもうたけど
これだけのごちそうありがとう。
田植えもおかげで無事進みました。
また来年もよろしくお願いします。」
まるで会社の年末締めの納会のように
来年の依頼までしっかり口にするおばあちゃん。
そして、何度も何度も手を合わせ、
涙をポロポロポロポロ流すのだ。
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おばあちゃんもつい3.4年前までは畑仕事も家事もこなしていた。
数年前に倒れてしまってからは
それらができなくなってしまい、
それでも両手に杖をついて
田んぼを見周り
山の急な斜面も杖をつきながら登るのだ。
この田んぼや畑は
こうして何十年も受け継がれてきたのだ。

