「飯坂先生だったら絶対サッカーやらせてくれたよ」
みっちゃんは
ふくれている。
「だろーね・・きっと。てゆうか、
飯坂先生じゃなくても、
他のクラスはみんな女子もサッカーやってるんだけど」
「なんで吉田先生、男女わざわざわけるんだろ?
はっきりいって、小学校の今、サッカーしないと
もう一生サッカーするチャンスないよ。
よっぽどやりたければ
個人的に地域のクラブみたいなのに入るとか、そうゆうことしないと」
「そこまでしてやりたいわけじゃなくて
ただちょっとやってみたいな、てだけだしね」
「私は、先生が
男女を分けてることに腹が立ってんのよ。」
「あ~。。そっか。。」
「ハルちゃんは腹立たないの?」
「うん・・先生のやり方自体はなんでだろ、って
おもうんだけどね。でも先生のこといい先生って
おもってたからちょっと・・」
「えっ。ハル、あんたあのオッサンのこと
いい先生だなんて思ってたの」
みっちゃんの怒りテンションがあがってきた。
矛先が私に向いてきた。
みっちゃんにはニワトリ事件のことは
話してない。みっちゃんは
日ごろから何かと頭の固い吉田先生には不満がたまっていたようだ。
「もし、お母さんに言ったら絶対学校に文句いいにきそう」
よっぽどみっちゃんは腹にすえかねてるようだ。
「だけど、親がモンペだなんて嫌だしね~」
(注・モンペ:モンスターペアレントの略)
「みっちゃんのお母さんだったらほんと、学校にきそう」
「でしょ。だからぜってぇ~親には・・あ、いえんわけさ」
みっちゃんは歌舞伎役者の真似をしながら言った。
「それにさ、親が学校にのりこんでくるなら、
もう私自分でいうよ。」
「うん・・そのほうがまだいいね」
「ほんと、子の心、親知らずだよ。ちょっとは子どもの身になってほしいね、
最近の親」
私はもうちょっと親に私のこと考えてほしいけど・・と思ったが口には出さなかった。
「この間もさ~
隣のクラスの荒木君のお父さん、学校にどなりこみにきたらしいよ」
「えっ、そうなん・・なんでっ?」
「それがさ~・・」
みっちゃんは急にヒソヒソ声になった。
ニワトリ事件
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