5年生になった。

春休みに飯坂先生のおうちに絶対遊びに行くね、なんて
約束してお別れしたのに
結局行けなかった。
子どもどうしで
市外へ行ってはいけませんという
学校のきまり。
先生は、いいよ。私が責任とるよ、なんて
いってくれたけど
そんなのね~どうする~・・なんてみっちゃんと
言いながら、
お互いウジウジ考えてるうち
春休みは終わってしまった。

5年生は無事みっちゃんと同じクラスになれて
二人飛び上がって喜んだ。
でも、
いまいち担任の先生が・・

こんな先生今までこの学校にいたっけ?というような
影の薄~いおもしろくもなんともなさそうな
ただのオッサンだった。
吉田先生、45歳。

「なんだか幸先悪いよね・・」私はしょんぼりだった。
みっちゃんもしみじみ言った。
「男子もいまいちパッとしたの、いないしさ~」
「うん・・4年の時のほうがまだマシだったよね、全体的に」
「でも、5.6年ってクラスがえないんだよ~
このまま卒業までいくんだよ~どうする・・」
「5年で林間だっけ?あるんだよね。っで6年で修学旅行。
もう小学校の集大成、メインイベント目白押し、てなときに
このありさまだから・・」
「まっ、仕方ない!
なんとかやってると道はひらけてくるだろ。
なんてったってミチコ様だから」

みっちゃんはのびあがって
両腕を上にあげて左右にねじった。

「あれ・・?」
その時みっちゃんのブラウスを通して
ヒモのようなものがすけて見えた。
「みっちゃん・・それ・・もしかして
ブラジャーのひも?」
「あ、これ・・?そうだよ。
私さ、5年になったから
毎週土曜日、市のスポーツ少年団の
ソフトテニスはじめることになったんだ。
で、お母さんが買ってくれた」
「ふうん・・」
テニスか・・いいな・・
ブラジャー・・もっといいな。。


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