チェックアウトして


外に出ると


冷たい空気が


頬をさす。


「さむ~!!」


思わず縮こまる。


「ほら」


宮ちゃんが手を差し伸べてくれた。


そっとつなぐ。


「え~っ!!なんで手袋してんの?」


あっ・・そっか・・

手袋したままつないじゃった。


手をつなぐ右手だけは

手袋をはずした。


「こんなに寒かったらさ~・・


いっそ、雪が降ってくれたらいいのにな~」


「ホワイトクリスマス・・だろ?」


「そーそー!!

よく知ってるね」


「永遠の定番だもんな~


♪雨は夜更け過ぎにぃ~」


・・ちょっと音程ずれてる。宮ちん。


「でもさぁ~

よっくこんな寒い中、朝から走ったね」


「そりゃーねー!!

気合いだよ、気合!!」


「ほんと、すごいわ・・宮ちゃん」


ホテルから駅までの繁華街の道を

いろんなお店

出たり入ったり、

散策しながら

歩いた。


「あ!ケンタッキーあるよ。

入ろ!!」


宮ちゃんが

目を輝かせた。


二人で


「食べくらべペアパック」というのを

注文した。


レッドホットチキンと

オリジナルが2個ずつ

入ってる。


「やっぱ辛いほうがおいしいかな~?」


「いや・・ケンタはオーソドックスなのが一番さ!」

ガツガツむさぼり食べてる

宮ちゃん。


チキン以外にも

チキンフィレサンドとクリスピー、そして

ビスケットまで

注文してる。


ポテトは一緒に食べた。


「チキンはケンタだけど、

ポテトはやっぱマクドだよね~?」


「うん・・そうだな・・」

といいながら

心にあらずといった風情で

延々とムシャムシャ食べる宮ちゃん。


でも、私は

そんな宮ちゃんの食欲がうれしかった。