「それでさ~・・
勝負下着ってあるじゃん。」
「うんうん・・」
昼下がりのカフェテラス。
同じゼミの琴美と
話していた。
「今、三択に絞り込んでるんだけど。
ショッキングピンクに黒のレースつき。
または、アニマル柄。一応ヒョウなんだけど。
それか、やっぱクリスマスだから
赤かな~・・とか
思って。
今、クリスマス下着なんてゆうのも売ってて、
ヒイラギまであしらってるのもあったんだよ」
「ダメだよ~ミル。
何いってんの。
男はさ~純真無垢が好きなんだよ。
結局、白、白!!
もう、男は下着は白。」
「えっ・・そうなんだ・・」
「そうそう・・女の子はいろいろ
可愛いのが好きだったり、ゴテゴテ
飾りがついてるのもいいな、なんて
思ったりするけど、
女がいいとおもうのと、
男のそれとは違うんだよ」
「そうなの。よく知ってるね、琴ちゃん」
「化粧なんかでもそうだよ。
女の子はつけまつげとか
大好きでマスカラなんか常識だけど、
男からしたら何、あれって感じなんだって。
もう、ネイルアートに関してはやめてくれ~!!
っておもってるよ。」
「そうなの。私つけまつげが面倒で、
まつげのエクステとか一度やってみたかったんだけど・・」
「まあ、男は結構鈍感だから
さりげな~く自然な感じでやってる分には
気付かないけどね。
浜田ブリトニーちゃんみたいなのはダメだよ」
「はぁ・・・・・っで、あの下着なんだけど
白ってどうゆうの?」
「あ!アンタいくら白でもグンゼのへそ上パンツとか
そうゆうのダメだよ」
「いや・・それはいくらなんでも・・」
「まあ~そうだね~・・
白のレース付きくらいだったら
いいかな。レースにもあまり関心ないんだけどね。
なんせ、白に純真さ、けがれなき潔癖さ、みたいな
幻想抱いてるから」
「そうなんだ・・ちょっとわかんないから
今度一緒にお店いって選んでくれる?」
「いいよ・・あ、でもさ。
アンタそれより・・」
琴美は急に声をひそめた。
「ちゃんと避妊しなよ」
「えっ・・・?!」
「避妊だよ、ヒニン。ちゃんと持ってんの」
「持ってる・・て・・?」
「もっとかないとダメだよ。レディーの常識。
それとも、まさかピル飲んでるの?」
「え~・・そんなの、飲んでないよ」
「でしょ。ちゃんと言うんだよ。
つけてね、って」
「そんな・・すんごい経験者みたいじゃん」
「ダメだよ。。そんなんじゃ。
宮下さんがつけてくれそうな雰囲気じゃなかったら
途中で止めてでもキチンと言うこと」
「はぁ・・でも、持ってなかったら?」
「そこだよ。だから聞いたんじゃん。
あ、持ってないわ、俺。じゃすまないよ。
今脱いだパンツをもいっかい履いて
近くのコンビニにでも買いに走って行ってもらうか」
「それはね~・・」
「そうでしょ、ムード台無しじゃん。
ま、ラブホだったら売ってるけど。
あ、でもラブホ?フツーのシティホテル?」
「えっ・・ちょっと・・わかんない・・」
本当は宮ちゃんから
クリスマスには
リッツホテルを予約してるから、と
言われてるんだけど、それは秘密だ。
「とにかく
ちゃんと持って行きなよ。
私なんかほら、こんな風に・・」
といって
琴ちゃんは化粧ポーチから
小さいケースを取りだした。
「何、それ?」
ビニール製で、
中にはカードケースのように
10牧くらい入るように
蛇腹になっている。
「え~っ。そんなのあるの?」
私は目を丸くした。
「そうだよ。これだと、デザインも
パステルカラーで
可愛くってわかんないでしょ。
もし、口紅出すときにおっことしたりしても
大丈夫。」
「へ~。。そんなの、どこで売ってるの?
どこで買ったの、琴ちゃん」
「ラブホ。今なんでも売ってるんだよ~
ラブホの自販機の隣に
ご一緒に携帯用のケースもどうですか。
って書いて売ってあった」
「ご一緒に・・て昔のマクドの
ポテトもご一緒に・・のノリだね」
「そ。今香りもいろいろあるんだよ~
あ、もうミルに1個渡しとこっか?
ほんとに持って行くかどうか不安だから。
何がいい。いちごとか
オレンジとか。
あ、でもハワイアン系だよね。
パッションフルーツとかマンゴーもあるよ。
あ、ドラゴンフルーツとか・・」
私は再び目がまん丸になった。
