「別れよう」



彼の言った言葉に、私は目を大きく見開いた。「・・・・え?」



なんで、どうして。



「俺は、きみを幸せにできないんだ」



苦しそうな表情の彼。こんな顔、私でも初めて見た。



でも、と彼はそう言って私の指にビーズで出来た指輪をはめた。



「何年たっても、俺はきみを愛しているよ」



そっと、指輪にキスを落とす。



「きみも、俺を愛し続けてくれ」



私は目頭が熱くなるのを感じた。涙が溢れ出し、指輪をぬらしていく。



「大好きよ。今も、これからも、その先も、ずっと」