「ダフネ」
ビスタが優しく、ダフネの肩を抱いた。「もう、充分だ」
しばらくして、ダフネは頷いた。
唇はぎゅっと結ばれ、目から涙が溢れ出している。
追い打ちをかけるように、背後からドフラミンゴの声が聞こえてきた。
「海賊が悪!?海軍が正義!!?そんなものはいくらでも塗り替えられてきた・・・!!」
「行くぞ、ダフネ」
ビスタの大きな手が、背中を押した。「相手にするな」
「頂点に立つ者が善悪を塗り替える!!今この場所こそ中立だ!!正義は勝つって!?
そりゃあそうだろ・・・・!!」
ニヤリ。
その口元に笑みが浮かびあがる。
「勝者だけが、正義だ!!!」
「真実は、一つじゃない」
「そうだろう―――――――アナスタシアの娘」