「シャキーン!!じっくりじっくり・・・きらきらー!!」
・・・・・。
何なんだ、こいつは。
「何やってんの。エイジ」
げしっと背中に蹴りを入れると、彼は首を後ろに垂らして私を見上げてきた。
「おっ。唯ちゃんーろんぐたいむのーしー!!」
「はいはいそうでしょうとも」
「あっれ~なんかご機嫌ななめ?!」
しゅぱっと腕を上げポーズをとるエイジ・・・いや、馬鹿。
「っ~~~~あんたねぇ、三週間も音沙汰なしだったのよっ!!あ、ちょっと!!今はペン入れ禁止っ!!」
彼の背中から羽ペンを全てむしり取り、ジーンズのお尻ポケットに入れてやった。
「がーんっ!!」
効果音をわざわざ口でいうな、口で。
私は回転椅子を回し、彼と向き合った。
―――いつみても、変わらないな・・・・。
まるで子供のようにキラキラと輝く目。
好奇心いっぱいの表情。
次になにが起こるのか、わくわくしながら待っている。
私は溜息をついた。やれやれ。
そっと彼の手を包み込む。
言いたいことは、いつも一つだけ。
「頑張ってね」
そう言って微笑むと彼は目をぱちくりさせ「余裕のヨシオくんですっ」と笑った。
そして手を伸ばし、私のおでこに触れるか触れないかぐらいに唇を押しつけた。
不器用な彼女と
素直な彼。
あとがき
バグマン。の中では新妻氏が好きです。