「み・・・どり・・ま?」
髪の間から見える霜月の目が大きく見開かれた。「なん、で・・・」
「たまたま通りかかっただけだ」
無愛想にぽつりと呟いて、俺はその男にひたと視線を添えた。怒りで体が燃え尽きそうだ。
男は眉を額に寄せた。「誰だ、てめぇ」
「まったく、おは朝のラッキーアイテムを持って来てよかったのだよ」
そう言って俺は今日のラッキーアイテムを掲げた。「カメラとは、今の状況にぴったりだな」
男の顔が真っ青に染まる。「まさか・・・」
そのまさかだ。
俺はにやりと笑った。「お前のその女子に対する行動は全てこのカメラに収められている」
さっと男の目に恐怖が浮かんだ。
「て、てめぇ、よくも・・・っ!!」
その男は俺に掴みかかりカメラを奪い取ろうとしたが、彼はせいぜい178センチ。
195センチの俺には到底手が届かない。
その瞬間、霜月の手が伸びて男の肩を掴み、力づくで無理やり振り向かせた。
驚く暇もないまま、肘をつき上げ、男の鼻にアッパーカットを喰らわせる。
ふらつくその体に向かって足を一歩踏み出し、体を回転させて靴で男の頬を蹴り飛ばした。
彼女は顎を伝う血を拭い、血唾を伸びている男に向かって飛ばした。
「さっきの借りは返したわよ、クソ野郎」
あとがき
はい、今回の主人公はケンカ強いですっ
ヒッピー(英: Hippie)は、伝統・制度などの既成の価値観に縛られた社会生活を否定することを信条とし、また、自然への回帰を提唱する人々の総称。
1960年代後半に、おもにアメリカの若者の間で生まれたムーブメントで、のちに世界中に広まった。
彼らは自然と愛と平和と芸術と自由を愛している。