ぽた。ぽた。ぽた。




彼女の髪から滴が滴り落ちる。




俺は持っていたタオルで彼女の髪をぐしゃぐしゃに拭いた。




「ったく・・・・あんなとこでなにしてたんスか?」




「・・・・・」



喋りたくない、か。



当たり前だろう。



俺が彼女の心をずたずたにしたのだから。




「空が、」



「え?」



「泣いてたから」




ぽつりとつぶやかれた言葉。




生き生きとしている目は、どこか虚ろで―――・・・。




でも、それでいて美しい。




嗚呼。



これ以上綺麗にならないで。




抑えきれなくなる。




自分の汚れた心が。