時は流れ、俺たちは高校生になった。




彼女も同じ海常。




あの日以来、口も聞いていない。




二人とも、気が強いし。




話す、なんて仲直りをするようなものだ。




それに、お互いの環境も変わった。




新しい学校。新しい友達。新しいクラス。




さすがに、同じクラスにはならないだろう――そうぼんやりと思いながら俺は新しい教室に足を踏み入れた。



状況を把握したのは10秒後。



あの細い髪。



あの綺麗な顔。



無垢な瞳。





前より綺麗になった、君がいた。