今日、誰もが経験する‘席替え’をした。
青峰っちが俺の前で、黒子っちが俺の後ろ。その斜め前は緑間っち、斜め後ろは桃っち――
そして俺の隣は・・・・・
「おっ」
長い真黒な髪が優雅に靡く。
えーっと・・・名前は・・・・やっべ、全然わかんねぇ。
確か前も同じクラスだったはずだけど・・・思い出せない。
でもその綺麗な黒髪には見覚えがある。
俺の声に彼女はゆっくりと顔を上げた。
その綺麗な顔立ちに思わず息を呑んでしまう。
マジで俺好み・・・!!
心の中でガッツポーズをする俺。
2年間もろくに話したことがないなんて嘘みたいっス。
口元が自然とほころぶ。
俺は自己紹介しようと口を開きかけた。
だが彼女はものすごく嫌そうな顔をして
「ぶっさいくな顔」
と、世界破滅の予言より強烈な一言をぽつりとつぶやいた。
The Girl Who Have The Courage To Say The Truth
はい?
俺はわけが分からず、口をぱくぱくさせた。
・・・ぶ・・・ぶっさいく・・・?
まったく無縁の言葉を俺は飲み込む気にもなれなかった。
前の青峰っちが思いっきり噴き出してるッス・・・!!ヒドっっ
「あの・・なんて言ったんスか?」
きっとなんかの聞き間違いにちがいない・・・ッ・・・うん、絶対そうっす!!
すると彼女は綺麗な顔立ちをしかめて見せた。
「だーかーらー、あんたの顔は崩れてるって言ってんの」
まるで老人を相手にするように一語一語強調させて言い放つ。
・・・うん。絶対聞き間違いじゃない。
「こ・・・これでも、モデルやってんすよ、オレ・・・!!」
女の子にこんなこと言われたのは初めてな俺はムキになって思わず大きな声で主張してしまった。
・・・・周りの男子の視線が痛い。
彼女は鼻で笑った。「だから、なに?私は個人的にものを言ってるだけ」
別にあんたの誇張は聞いてないんだけど?と手に顎を乗せて意地悪く微笑む。
それが余計綺麗だから、なおさら苛立つ。
「・・・落ち着くのだよ、黄瀬」
俺は顔を輝かせて緑間っちを振り返った――やった、抵抗してくれる仲間が・・・!
「・・・黄瀬に・・・真実を言うものがついに・・・ぷっ」
おもいっきりあんた反乱軍スか!!
青峰っちは腹を抱えて机をたたきながら笑ってやがる!!
黒子っちは楽しげ?に俺たちの口論・・・いや、戦争を見てて、桃っちはそれ以前に黒っちに目が釘付けっス。
・・・・こいつらを仲間だと思ってた俺がバカみたいっス。
俺はじろりとせせら笑ってる女帝を睨みつけた。
覚えておけよ、女帝・・・!!
いつか必ず、あんたをオレのものにしてみせるッス!!!
あとがき
衝動的に書いたもの。だから苦情は受け付けません。