愛だなんて
ただの夢物語でしょう?
Dream
「おい」
部屋を出ていこうとしたらベルに腕を掴まれた。
私は手を振りほどき睨みつけた。「何か用、ベルフェゴール?」
「どこに行く気だよ」
怒気を含んだ声だ。
私は腕を組み、顎を上げた。「どこだっていいじゃん」
すると腕を引かれ、いつの間にか私はベルの腕の中にいた。
「よくねーし」
「・・・・」
私は目を閉ざした。
彼の中は落ち着く。他の誰よりも。
だけど、私は。
ソンナモノ、モトメテナイ。
「離してよ」
拳で彼の胸板を殴った。たった一回。まるでノックね。
大きなため息を私の首元でつき、ゆっくりと私から離れる。
彼が止める理由なんて、ない。
立ち上がり、彼を見おろした。
「じゃあね、ベル」
私は今宵もまた、他の男のトコに行く。
彼だってそれを知っている。
ベルに背を向け歩き出すと。
「好きじゃなかったのかよ」
ベルが呟いたその言葉に、私は足を止めた。
スキ?
「二人で一つだ、つったのは嘘だったのかよ」
俺に、夢中じゃなかったのかよ、そう言うベルに私は何故かココロが冷たくなっていくのを感じた。
「夢中?」
勢いよく振り返り、私は甲高く叫んだ。
「私はアンタに夢中になんかなってない!ベルフェゴール、アンタが勝手に、私に夢中になっただけだろう?」
狂ったように笑う。
私が、あの王子に夢中?
馬鹿馬鹿しい。
一人の人間と添い遂げるなんて、愚かな幻想。
だから私は。
誰とでも一緒になれる。
アンタはその一人なんだよ、ベル。
私の全てを手にいられるとも?
私は白馬の王子様なんて待ってなんかいない。
私は夢の中をさまよう、お姫様なんかじゃないんだ。
そんなの
幸せな誰かさんがつく出した
夢
優しく、暖かくて、甘い―愛の夢
「そんなの」
くだらない。
だからアンタへの気持ちは
ポケットの中に入れておこう。
私は幸せなんか必要ない。
「じゃあね」
さようなら。私の夢。
儚くて、壊れやすくて
小さな、愛の夢
私はもう目が覚めたんだ。
あとがき
皆さん、Lの世界ってご存じですか?私ゎ見たことないんですけど(エロすぎる・・・)その中にシェーンっていう女性がいるんですけど。
彼女をイメージして書きました!
うん。何が言いたいのかしら?
まあ、ベルを愛してたんですよ、彼女は。無意識に
でも一人の男と一緒にいるなんて種の原則に反してますからね~
彼女は自由を愛し、自由に生きる性格なんですよ。
だからベルに夢見るより彼女は理想をとったんです。