朝一番の予約でクリニックに行きました。
始業10分前に着いたので、入り口の前で待ちますが、先に他の患者さんが待っていました。会釈しようとしましたが、先方は目を合わせてきませんので、こちらも黙って待つことにしました。
始業5分前にドアが開いたので、待合室に入りました。
受付で、保険証を渡して、予約した者であることを告げると、3枚の問診票に回答するように言われました。所要時間15分ほどだったでしょうか、自分の身体的、精神的な状況などを5択で回答して、受付に戻しました。
待合室で待つこと15分ほどで、カウンセラーに呼ばれて個室に入りました。
にこやかな男性カウンセラーに対して、現在から過去に遡って、私の鬱的な症状やアルコール依存症と思われる状況について説明をしました。彼は、私の話を遮ることなく、50年の人生の断片を辛抱強く聞いてくれました。
事情を話し終えたところで、一旦待合室に戻るように言われ、もう一つの問診票(鬱に関するものか?)を完成させて再度、受付に提出しました。おそらく、カウンセラーとのヒアリングに基づいて選択された質問票なのだと思います。
待合室で待つこと更に15分。改めてカウンセラーに呼ばれ、今度は精神科医が控える診察室に通されました。カウンセラーが、私から得た情報をオンライン上纏めて、最初と二度目の質問票の結果と併せて、医師が患者の事前情報として目を通しておくという4段構えのシステムのようでした。30年以上昔の心療内科に比べると、随分と洗練された感じです。
医師も男性の方で、やはりソフトでにこやかな方でした。中学生の頃、聖マリアンナという大学病院の心療内科にかかったことがあったのですが、そのときの男性医師は冷酷な印象でしたが、男性でもソフトでフレンドリーな診療が可能だということを理解しました。(当然か?)
この精神科医とのセッションは30分ほど続きましたが、主に医師からの質問に私が回答する形式でした。
まずは、私が果たして真正のアルコール依存症であるかどうかを決定しましたが、結果は真でした。毎日飲まないと居られないとか、禁断症状が出るとかは無いのですが、一回あたりの飲酒量が異常に多いことや、酩酊後の行動やそれに起因する事件などから判断すると、アルコール依存症であるということです。
そして、アルコール依存症であることによって、どのような弊害があるのかについて、健康上の問題に限って説明を受けました。(日常生活上の問題は自分でもよくわかっていますので。)
アルコール依存症患者(問題飲酒群と呼ぶそうです)は、前世代を平均して、5年後に生存している確率が7割、つまり3割は死亡してしまうそうです。また、アルコール依存症に糖尿病を併発していると、5年以内に8割が死亡。同様に、肝硬変を併発していても、5年以内に8割が死亡だそうです。私の場合、50歳ということで全体の中ではやや高めの年齢なので、死期は更に早いと考えて差し支えないとのことでした。
私の身の上の話を聞くというよりは、今後飲酒とどう向き合って行きますか、というセッションで、結論は断酒でした。100%お酒を飲むことを止めるということです。そうしないと色んな病気を併発したりして良くない健康状態のまま早めに死に至るということでしたので、反対する理由もありません。健康だけではなく、金銭的な問題や事故や失敗なども未然に防ぐことが出来るので、良いことばかりです。
お酒を飲まなくても、飲み会に行ったりして退屈してしまうこともありませんから大丈夫ですよ、という医師の言葉を信じて断酒に踏み切りました。人生50年、二つ目の人生を生かして頂くつもりで、決断しました。
次回は、私の心療内科との関わり合いの歴史について書こうと思います。