連絡をくれた男の子に会って、悩みを聞いてもらった。
それはもう1から10まで。
泣きながら訴えたのは、たぶんこんな感じだったと思う。
「あたしは彼が本当に好きで、でも女として別れた男と1週間でまたやってしまうのはどうなの?彼は欲求不満なだけで、ほかに女ができたらどうせその後捨てられるんでしょう?そんな人に、汚されるのは嫌だ。でも好きだから拒めないと思う。もう嫌!!どうしたらいいのか解らない!!」
今思うと虫唾が走るよ私。
アホちゃうか私。
しかし当時は本気で悩んでいたので、その男の子が次に放った言葉に冷静に反応できなかった。
その子が言った言葉は
「どうせ汚れるなら、好きな男に汚されるより俺に汚されたほうがいいんじゃない?」
今考えたら腹抱えるよ。
アホちゃうのお前。
飲みなれないお酒片手に話していた事もあり、まんまとそいつの口車に乗ったのでした。
タイムマシンがあったら、当時の自分を思う存分ぶん殴りたい。
その後家に帰って、激しく後悔したことは言うまでもなく。
しかも、帰り際に「誰にも言うな」を連呼された事で何重にも傷つくはめになった。
その男の子は、あたしを嫌っている女の子と付き合っており、中学時代の親友もその子ならと諦めた経緯があったのだ。
ガキって、考えなしというか、何かもう、アホでした。
