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でも、人生最初のちゃんとみんなに公表できる彼氏を手に入れた事に変わりはない。


彼の部活のマネージャーになり、行きも帰りも放課後もずっと一緒とゆう、今考えたら気色っ悪い青春の1ページを過ごす。


ただ、この彼とは未だに友達関係を保ってるいい関係だけど、この人以降指輪だのなんだのって彼氏らしいプレゼントはもらったことないな。

やっぱいい男だったのかも。


付き合い5か月ほど経った頃。

2人に不穏な空気が流れ始めた。


高校生カップルですので、ちょうどお互いのめんどい部分なんかが見え隠れしてきて、飽きてきたりそんな時期だったんだろうと思う。


彼から急に別れを告げられた。


本当に好きだったし、クラスでは当時よりはマシと言えども孤立感は否めない。

彼を失ったら何を頼りに毎日を過ごせばいいのか。


そんな気持ちになった私。


毎日泣いて、学校でも残り少ない友達と絡むのも面倒になってきた。


こんな書き方してると、女女した女子高生をイメージされるかもしれないが、プチヤンキーだったのです。

一人行動大好きだけど、高校という小さな社会ではどうしても誰かとつるんでないと生きにくい。

そんな小さな社交性すらなくなってきたのです。


別れから5日ほど立った日。


彼も、5か月の高校生活ずっと私と一緒だったわけで、急に分かれてもきっと暇だったんでしょう。

メールが届いた。


「土曜日家行ってもいい?」


つらくてつらくてたまらない当時の私は二つ返事でOK。


ただ、OK出したものの後々後悔の嵐が吹き荒れてきた。

会って、求められたら絶対に拒めない。


そんな悩みでいっぱいになっていた私が、夜中チャリでコンビニに用もなく出かけているとき、一人の男から連絡が来た。


彼と共通で仲良くしていた男の子。


中学時代の親友が好きだった子。


悩みを聞いてもらいたくてそのまま会って話をしていた。


彼に会う約束の前日の話。