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かつて学舎がぼくらの聖域だった頃 そこは戦国(パラダイス)だった

遂に…遂に最終巻が発売されました


天上天下


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作 大暮維人 全22巻


が今週のオススメ漫画です。まぁ、今さら薦められるような漫画ではないと思いますが、学生時代にフラッと立ち寄った普段行かない本屋で表紙を見て一目惚れしたという、個人的に思い入れが強い作品ですので。


百余年の歴史を持ち日本中の武道家の子弟が通う統道学園。強大な力で学園を支配する執行部に対し、新入生の凪宗一郎ボブ牧原棗亜夜の3人が加わり総勢7人の柔剣部が戦いを挑む…


というのが元々のストーリー。しかし、物語が進むにつれて、主人公たちだけでなく、敵対する執行部のトップである高柳光臣らも絡めた過去、さらには長きに渡って日本の武道界を支配してきた黒幕の存在が物語に登場し始め、最終的には日本神話にまで至る壮大なストーリーとなっております。ジャンル敵には中国拳法を始めとする実在の格闘技から、「気」や「龍門(チャクラ)」といったある種SFチックなものまで登場する格闘技+異能のバトル漫画ですね。


物語の構成は「現代編」の他に最初は柔剣部のメンバーだった高柳光臣が離反し現執行部を創設、恋人に近い関係にあった現柔剣部のリーダー・棗真夜棗亜夜の姉)と敵対するまでの話が綴られた「過去編」、さらに異能や日本神話に関わり、ストーリー後半以降のメインの展開の序章を描いた「戦国絵巻編」に大きく分けられ、長大かつ壮大なストーリーを飽きさせずに展開させています。ただ、本編である「現代編」に対して、補足や伏線としての役割を担う「過去編」「戦国絵巻編」がなかなかに長いため、物語は少し飛び飛びな感を受けてしまうんですよ。なので、これから読む方には一気読みをオススメします。完結もしたことですし。


作画についてですが、大暮維人先生の描くキャラクターはとにかくカッコイイ!! 筋肉の付き方や動かし方がメチャメチャいいんです。色気すら感じさせるほどに。大胆な構図で描かれる戦闘シーンも大迫力でして、そのシーンを見るだけでも、『天上天下』を読む理由としては十分かと思われます。ただ、大暮維人先生の作品は女性の陵辱シーンが多いこともありまして、人によっては不快に感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、ご注意ください。かく言う私も、陵辱のシーンは苦手でして、そこだけはさっさか読み進めてしまいます。


ちなみに、アニメ化もされていまして、現在では声優としてだけでなく、歌手としても人気の茅原実里さんのデビュー作でもあったりします。また、アニメのOP曲には度肝抜かれますよ。まさか、あの曲が…ってね。


個人的に好きなキャラクターは、凪宗一郎と並ぶダブル主人公の1人にして、異能を持たない「普通の人間」として最強クラスの実力を持つ高柳雅孝高柳光臣の弟と、「統道学園最強の素人」と呼ばれ、格闘経験ゼロにも関わらず、作中屈指の実力を持っているナイスガイ、俵文七。この2人、マジで良い味出してます。



先頃完結した作品を、一気読みしてみるというのも、なかなかに楽しいものですので、この『天上天下』、ぜひとも手にしてみてください!!


☆GUMP☆