気づいたらもう与那国行き | DriftWoodBeach

気づいたらもう与那国行き


比川集落近くの樽舞湿原に向かう


日々の忙しさに身を任せていたら、いつの間にか6月も終わり・・・。


5月の与那国行き、草刈りの模様をブログにアップしようと思ったら。


すでに刈り取ったヒメガマは乾燥が終わり・・・


有志によって6月23日から船の製作が始まり・・・


なんと練習艇は完成してしまって・・・


実際に島の外洋に出て漕ぎの訓練を行っているというのだ・・・!


なんて、旬がないんだ、このブログ!!


しかしスルーして、これからのことを書いていくのもアレなので、書きます、書きます!書かせてください!

だいぶ端折りますが・・・。


詳細、これまでの流れが知りたい方はfacebookのページをご覧にください

「3万年前の航海徹底再現プロジェクトfacebook」: https://www.facebook.com/koukaiproject/?fref=nf



刈り取り当日。

朝8時に比川集落に集合して現場の樽舞(たるまい)湿原に向かう。けっこうな悪路で4駆の軽でないと通れないんじゃないかという狭い道を入っていく。

天候は涼しく、曇り空。雨もぱらぱら降っている。

こんなに寒いとは思わなかったので合羽を忘れたことを後悔する・・・。












ヒメガマを前にして草刈りの説明をする草船専門家の石川仁さん。

断面を見てみると、たしかに何層かに分かれており空気を含んだ層が重なっている形状だ。これなら確かに浮力が高いように思える。








樽舞は細長い形状の湿原である。

一列になって一定方向に刈り取っていく作戦に。

思ったよりも下草が多くて躊躇ったが、ぬかるみはそれほどではない。ちょっと除草剤が弱くて雑草が多いキビ畑のキビ刈りみたいな感じである(たとえが分かりにくい?)

下草はミミモチシダのようなシダ植物。

思いのほか虫が少なくて助かる。


科学博物館の植物班から借りてきたという葦切りガマは有能で、ヒメガマ刈りにはとても効果的だ。あえて家から鎌を持ってこなくてよかったと安心してしまった。


午前、午後とみっちり刈り取り。

昼休みに食べた与那国そばはうまかったな~。みんな普通盛りでも多いといていたけど、今だから言いますが僕は大盛りでもよかった・・・です。








この日丸1日、20名ほどかけて刈り取った量が船の約2/3の量になるらしく、「どんだけ~!?」と、やや狼狽したが僕はこの日で帰ることになっていたので、最後の積み込みが終わると村松さんに連れられて濡れた衣服を着替えてから与那国空港に送ってもらうことに。












この翌日、さらに地元中学校の協力もあり約一艇分の草は確保され、村松さんのおかげで草は大切に干されて乾燥し、6月23日から最初の練習艇を作る作業にかかっている。


僕は7月1日から与那国に向かう予定です。

その模様はバジャウトリップ西表フィールドサービスのfacebookにもアップする予定ですが、上記の本プロジェクトのページが一番確かだと思います。

こちらのブログにても、何か区切りがいいところでアップしたいと思います。


皆さん、応援よろしくお願いします!


「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」詳しくはこちら↓
https://www.kahaku.go.jp/research/activities/special/koukai/