玄関ドア塗装完成! | 流木作家Himagineのブログ

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川辺や海に流れ着く流木は魅力的なフォルムをしています。
長きに渡って漂流する間に川底の砂、石、水に侵食されてすっか
り形が変ります。
そんな流木で作る作品は同じ物がないONLY ONEの存在です。

新年、明けましておめでとうございます。

 

年末・年始にかけて玄関ドアの塗装、塗り直しをしました。

築20年過ぎの我家の木製ドアは、塗料がはがれ、土台の木部が露出。

さわると、薄い塗膜が剥がれ落ちるほどに劣化。

本体はまだまだしっかりしており、廃棄するにはもったいなくて
補修したいと思っていました。

年末に業者に相談したのですが、再塗装はどこも引き受けない状況。

どうやら塗装はがしが面倒でやりたくないようです。

 

やむなく自身でやることを決意。

ちょうど、以前作成した折りたたみ作業台が、ドアを乗せるにはぴったり!

ラッキーです。


ドアの補修は初めてで塗装はがしに苦戦。

雨や日光でドア下部の塗料は劣化が激しく難なく剥離します。

 

ところが、上部はしっかりと厚塗り塗装は木部に密着して、簡単にははがれない状態。

最初、紙ヤスリや、グライダーなどで磨いたのですが、時間がかかりすぎ、断念。

 

一番うまくいったのが、スクラッパーと木づち。

木づちでたたきながら塗膜をうすくはがすわけです。

いつもやっている木彫りの技術が生きました。(笑)

古い塗装は、ひっかきながらはがすのですが、日焼けした皮膚をはがすように

はがれてくるのにはびっくり!

 

今まで塗装はがしは、グライダーなどでこすって落としていましたが途方もない時間がかかり、面倒。

叩いてはがすのが効率がいいとは、まさに目からウロコです。

 

塗装をはがしたあとは、『マルチツール』で下地を処理。

これが、木部をきれいに滑らかにしてくれました。

グラインダーは、ヤスリが回転しますが、このマルチツールは振動します。

木部への衝撃が少なく、きれいに仕上げり、とても使いやすい電動工具です。

 

塗料は『Xyladecor(キシラデコール)』を使用。
ドアに使ってあった劣化した塗料はウレタン系のため、屋外には向いていないようです。

玄関ドアに家具と同じ塗料は向いていません。

 

そこで木部に浸透する『Xyladecor(キシラデコール)』を選択。

3回塗りで完成!

 

新品同様のようには、できませんでしたがなんとか補修完成!

約10日ほどかかりました。

 

仮設ドアと取り換えて完了です。