こうやって並べると、意外とサイズ感が違うのね。
DTMからBMWワークスが撤退し、困り果てたリンダーレンシュポルト(英語的に読むとリンダーモータースポーツ)がクレマーに依頼して、E36型をベースに造らせたのがコレ。
ずいぶんと派手なエアロ(特にフロントスポイラー)をまとい、BMW325iとしてエントリー。
ただ、エンジンはDTMや日本のグループAでも活躍した、先代E30型M3から引き継いだS14型を使用。
そりゃ、無駄な初期トラブルの洗い出しなどが不要になるとはいえ、AE86に2T-Gを載せるくらいの愚行だったためにDTMでの成績は「お察し」レベルで…(つд`)
そして「閉店ガラガラ」と撤退…。
そして日本のJGTCにやってきました。
ていうか…「M3」なんだ?
ともすれば、往年のスーパーシルエットを彷彿とさせるようなフロントスポイラー()と、「普通」な他の部分のミスマッチ。
さすがにアレではJGTCのレギュレーションには合致しないようで、あれやこれやと手を加えていったら「ほぼJTCC」とかいうありさまで()
この時「(旧式の)S14ではなく(M3に載ってる最新型の)V6を使わせてくれ」と頼んだものの、BMW本社から「それはまかり成らん」と突っぱね返されて旧式のS14エンジンで戦うハメに。
実績のあるエンジンなのでそこそこ成績は残せたものの、V6だったらどうなっていたのか気にはなるところですよね。