YouTubeで1993年のIMSAをみていたら…実況が「モレッティ、ニッサン!」って言ってたんですよね。
「モレッティなら962じゃね?」とか思ったんだけど、本当に日産でやんのw
※IMSAなのでポルシェだとしても「グループC」ではないので、962Cじゃなくて「ただの962」なんですな。
で、元々は北米NPTI(ニッサン・パフォーマンス・テクノロジー・インターナショナル)が走らせていた、ローラT810ベースの「日産NPT90」ってやつ。
カラーリングのせいでJSPCでの90~92CPみたいに見えますが、別物です。
その北米NPTIがIMSAから撤退したあとに、ステアリングなどの「MOMO」創業者であるモレッティがNPT90を譲り受けて、IMSAに参戦していました。
まぁ…アルミ板をグニャグニャ折り曲げて作ったモノコックのポルシェ962では、さすがに剛性が不足してきたとみえて「こりゃアカン」とスイッチしたんでしょうね。
シーズン途中からはウイングの翼端坂をボディーから切り離して、見た目が身軽に。
この時はメッシュのホイールを履いてますが…
レース中にピットインすると分かりやすいですが
ホイールもMOMOのを履いてます。
ドライバーはMOMO創業者のモレッティと、ポルシェ使いの耐久職人デレック・ベルが組んでいました。
1993年といえばヨーロッパでは「新規定車」である3.5リッターNAエンジンを使ったSWCがバリバリ開催され、ル・マン以外では最大のレース距離が480kmでしたから、シートをアメリカIMSAに求めたんでしょうね。
どうせなら「あのクソほど盛り上がらなかった」鈴鹿1000kmに来てほしかったですね。
MOMOの販促活動としてオートバックスが、スポット的なスポンサーに手を挙げたかもしれないですし…ってのは考えすぎですかね?