七草粥 |  就労継続支援A型事業所ドリフのブログ

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 今日は春の七草をお粥に入れて食べる日なので、今日のブログはこれを書きたいと思います。


 七草粥とは正月で思う存分飲み食いして、胃が疲れていることでしょう。そこで春の七草をお粥に入れることで、一年の無病息災を願うという習慣です。平安時代から始まった風習ですが、広く庶民に定着するのは江戸時代のことです。(多分、平安時代は貴族や高貴な方がやる行事であって、武士の世になるとそういう余裕なんかないことが関係してるのじゃないかな?あくまでもこのブログを書いてる人の推測だけど...)つまりそういうことを考えると、戦乱の世が終わって平和な時代になったからこそ、こういう健康を願う習慣が定着したのかも知れません。


 春の七草とは、せり、なずな、ごぎょう(ハハコグサ)、はこべら(コハコベ)、ほとけのざ(コオニダビラコ)、すずな(カブ)、すずしろ(ダイコン)の七つの野菜ですが全部分かりますか?(ちなみにほとけのざは、シソ科のホトケノザとは名前が同じだけでまったくの別物)

 七草粥の中身は地域によってさまざまですが、特に注意して欲しいのが春の七草を包丁ので刻むのではなく、しゃもじやお玉杓子、包丁のなどで叩いて細かくするのです。なぜかは分かりませんが、このあたり『鏡開き』と似てるような気がします。(鏡開きも本来は包丁で切るのはダメです)


 このブログを書いてる人は子供の頃、この日は正月気分の締めと認識してました。今日この日は新学期がはじまりますし...いろんな思いを感じながら一年の無病息災を願う、こういう七草粥の食べ方も良いかも知れません。