まずはやっぱり切開二重ネタからいきましょう


ちょっと前になりますが 「あや」様からコメント欄より質問がありました

「日下志先生は二重手術で中縫いをするんですか?」という質問でした

答えは簡単なのですが 回答するのをためらっていました


今日ここで回答しましょう!


答えは 「切開二重手術において 僕は基本的には 中縫いはしません」 です


これはミニ切開でも全切開でも同じです


単純に質問に答えると上記のような回答になります


しかしながら 僕の心の中の 本当の答えはこうです


「そんなもの どっちだって 手術結果には 関係有りませんよ」 です


別に あや様を責めている訳ではありません 気分を悪くしないでくださいね

あや様に限らず 最近よくカウンセリングで同様の質問を聞かれます

一般の方は 医者選びに困って いろいろな質問をされるのはよく分かります

しかしながら 手術手技に関する質問は ほとんど質問する意義がありません

理由はこの記事を読むとだんだんわかってくると思います


この場合の 「中縫い」というのは 二重まぶたのラインを確実に瞼板に癒着させるためのアンカリング・スーチャーを指していると思います


美容外科のクラシック・スタンダードではこのアンカリング・スーチャーは行うのが一般的です しかしながら適切な処理をすれば アンカリング・スーチャーなしでも確実に戻らない二重まぶたの作成が可能です


なので僕はアンカリング・スーチャーをしない方法で行うことが多いです


ですが 僕の本当の意見をもう一度繰り返すと


「そんなもの どっちだって 手術結果には 関係有りませんよ」 


です


そんなこと聞いても 何の意味も有りません


プロ野球のピッチャーに 「あなたは右投げですか?左投げですか?」 と聞いているようなものです


「強打者は左バッターが多いから ピッチャーは左投げのほうが有利です」 なんてくだらない理屈をこねるのなら 右投げの超一流投手であるダルビッシュ投手ではなく 左投げの二軍の無名投手に投げてもらえばいいと思います

どっちのほうがいいかは言うまでもないでしょう


一番大事なことは 実力 です


美容外科医なら ウデ です 

ウデ この一言につきます


僕はアンカリング・スーチャーをする方法でも しない方法でも どちらの方法でも キレイな二重まぶたを作る自信がありますよ

そんなもの美容外科医として 最低限度のスキルだと思いますけどね


手術方法ではないですよ 経験とセンスとウデです 美容外科医に大切なのはコレしかありません


だんだん毒舌が止まらなくなってきました

とことんいってみましょう

近いうちにこの記事は削除しないといけなくなりそうですね

期間限定公開ですよ~σ(^_^;)

「不器用だけど美容の手術を教えてくれますか?」 という医者が時々います

そんなときは 「そうですね、努力すれば不可能はないでしょう」 と当たり障り無く答えますが それは その医師が本当に不器用かどうか まだわからないからです

本当に不器用なら やっても無駄です

そんな甘い世界ではありません

「腕力に自信がないけど柔道で金メダルが取れますか?」といっているようなものです 

もっと極端に言うと

「かけっこはいつもビリですが 努力すればウサイン・ボルトに勝てますか?」と言っているようなものです


バカバカしくて誰も答えてくれないでしょう


美容外科の手術は異様に難しいです(別に他の外科の手術が簡単だと言うわけではありませんが 患者様の要求のレベルが高く ほんの少しの希望との違いでもクレームにつながる という点では 他の外科手術とは かなり違った世界です)

多くの医師が 二重まぶたの埋没法ぐらいは簡単なものだ と思いがちですが そんなものではありません


何千症例・何万症例をこなしてもまだまだ未解決の問題や想定外の状況など 起こりえるものです そんな時はその場で対処法を考え 綺麗な手術結果にもって行かなくてはいけません


想定外の事態での適応能力とウデとセンスが問われるのです


話が長くなってきたので 今日のところは このあたりでまとめましょう


今日の毒舌日記


まとめ


美容外科医選びで大事なのは手術方法を聞くことではない

どんないい手術方法であっても美容外科医が下手くそなら無意味

美容外科医はウデで選びましょう


次回予告

「失敗しない美容外科医選び」 です乞うご期待!


・・・と言いたいですが

残念ながら失敗しない美容外科医選びの極意 というのはありません

つづきは 次回で