そのチェックによって、緊急帝王切開になるリスクが高いのか、そうでないのかを篩い分けます。
当直からの朝のミーティングでは、どんなお産があったのか、どんなお産進行中のひとがいるのかなどが、申し送られます。
その時には、その36週の再チェックの結果を参照しながらリスクなどが論じられます。
36週のチェックでは、へその緒の巻絡が1回と評価されていたのですが、生まれたら4回巻いていましたとの、報告がありました。
「えぇっ! そんなことって」
外来カルテをチェックしてみると、なんとそのチェックは私が・・・・
そのことを仕切っている私が診ていたことは知っていることでしょうから、その後輩はなんとも報告しづらかったことでしょう。
見方が悪かったのか???
もしかしたら分娩に至るまでの1か月で新たにプラス3回巻いたのか???
10か月になると、赤ちゃんも大きく、羊水の割合も減ることから、超音波は見にくくなるものです。
ですので、へその緒・胎盤最終チェックを36週に決めたのです。
正直、36週でも見にくいです。
でも、なるべく分娩近くの状態の再確認をする必要があるので36週に決めたのです。
例えば巻絡は、新たにできたり、はずれたりすることがあるでしょうから、分娩ぎりぎりで見ないと意味がないんです。
多くは、その評価と、分娩後の実際が一致します。
しかしながら、わずかながらも、このような一致しないことは起きるのです。
胎児心拍数モニタリングもあるので、一致しないことがあっても、多くはモニタで異常を早期発見できるので、大丈夫です。
今回も、無事に生まれました。
でも、多くの後輩たちのまえで、ぎょっとさせられたのでした。