初期の双子の流産と卵膜付着 | へその緒のはなし

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「へその緒」を研究する産婦人科医のブログ。
かつては、みんながお世話になったはずである「へその緒」の神秘的なしくみと、その異常への挑戦を語る。

昨日、初期の流産の話を書きました。

今日は双子の流産と卵膜付着の話をします。



初期には、15%の確率で成長が止まってしまったりすることで流産の診断がつくことがあります。

双子でも、一児について同確率であります。


12週ぐらいまでの早い時期であれば、成長の止まってしまった一児は、妊娠経過とともに、自然吸収され、溶けてなくなってしまいます。ですから、残った児への影響はそれほど無いというのが一般的な考え方です。


しかし、その溶けてなくなって行くときに、すでにできかかっていた胎盤のもとになる絨毛なども萎縮するため、一度完成した胎盤やへその緒の大方の一がずれることになることがあります。

そのため、変にずれると卵膜付着などのへその緒の異常ができることがあるようです。

こんな論文が近々掲載されるので、ちょっと書いてみました。




そもそも、双子というだけでも臍帯異常は多いのですが、たとえ一児の成長がとまって単胎になったとしても、そういった臍帯異常をもつ可能性は多いので注意してみていく必要があるということを言いたいです。

すこし、難しい話ですが。


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