出張でストックホルムから帰ってきました。
今日は、私の書いた前置血管の論文がもうすぐ、雑誌に発刊されるので、その内容をご報告。ストックホルムのお話もぼちぼちする予定です。
前置血管は、子宮口近くに膠質(へその緒の血管を守る弾力組織)が無いむき出しの臍帯血管が走っている状態で、破水したときに切れたり、頭で圧迫されたりして、赤
ちゃんにとっては極めて危険な状態です。
超音波で見つけられるようになってきているので、見つけてあらかじめ帝王切開するのが肝です。
しかし、前置血管は稀なこと、子宮口付近の超音波に慣れが必要なことから、診断するのがむずかしいんです。よって、どうやったらよく見つけられるのかが議論されています。
そこで、どうやって超音波で見つけるのがいいのかを調べてみた結果の研究報告です。
前置血管があるかもしれないから注意して超音波診断しなければいけないと言われているのは、体外受精の人、多胎の人、中期に前置胎盤と言われたけど治った人、卵膜付着の人、胎盤の形が丸で無い人などです。
しかし、体外受精の人は沢山いるように、上記と言われるひとはそこそこいるのです。そのなかから、本当に前置血管がある人はやっぱり稀なんです。
そこで、過去のうん千人の正常の人と前置血管の人にそれらの所見がある人の割合などを調べて、データをいろいろイジルと、
臍帯の付着部位だけ確認するだけでほとんどの前置血管が見つかる
という結果が出たのです。
臍帯の胎盤付着部位だけ超音波で見つけるのはそれほど難しくありません。正常な胎盤の場所にへその緒がついていることだけ確認すれば、ほぼ前置血管は無い(もちろん100%ではないですが)ということが示唆されました。
多くの産婦人科の先生に確認してほしいと思います!!
いつもポチぺたありがとうございます
