ブログ「へその緒のはなし」のバイアス | へその緒のはなし

へその緒のはなし

「へその緒」を研究する産婦人科医のブログ。
かつては、みんながお世話になったはずである「へその緒」の神秘的なしくみと、その異常への挑戦を語る。

 そもそもこのブログを書こうと思ったのは、自分に対し自分のへその緒の研究結果をまとめなおすためや、定期的に自分の研究を書くことで次のアイデアや問題点を明らかにするためであった。


 もちろん、「はじめに」にも書いたが、これほど素晴らしい働きをしているへその緒に感動したことを多くの人にも知って欲しいという気持ちもあってです。

 留学中で時間が大変あるのが最大の理由ですが。




 しかし、どういった視点で書くべきかが大変難しいのです。

 それは、今週しつこく出てきている、前向きと後ろ向きの問題なのです。



 同じテーマ(臍帯異常)を書くにしても、前向きに書くのと後ろ向きに書くのでは大違いです。


卵膜付着は、1.6%の頻度で存在し、死産、胎児心拍数異常の原因となる。死産の原因の3割を占め・・・・(後方視的)

卵膜付着は、超音波で・・・のごとく診断でき、診断した場合は分娩時の胎児心拍数異常に注意して管理する・・・(前方視的)


 卵膜付着と診断された妊婦さんが後方視的な方をみたら愕然とするでしょう(でも、多くの解説サイトはこんな感じ)。しかし、卵膜付着で赤ちゃんを亡くした方が読んだら納得いくかもしれません。



 逆に、前方視的な方をそれぞれの方が読んだらどうでしょう。全く逆の気持ちかもしれません。


 だから、なるべく両方の視点から書くようにしています。



 臍帯異常に立ち向かっている私の研究内容は、正直妊娠中の人には厳しい内容ではないかと思ったりもし、これでも気を使って書いているつもりです・・・

し かし、そもそも妊婦さんはネットを見るべきでないと思っている私ですから、妊婦さん支援サイトにするつもりもありません。



 そんなかんだで、右の読者調査アンケートやってみたんですが、やっぱり妊婦さんの比率が多い模様。





 でも、このアンケートにはバイアスがあるはず。

産婦人科医は、きっと産婦人科医にクリックしないでこっそり読んでいるのではないかと思っています。

遠慮せずクリックしてくださいね。



 難しい問題の記事も多いですが、文章は平易に書いているつもりなので、多くの方、学部生、研修医、コメディカルの方にも読んで欲しいと思っています。

 へその緒のチェックの普及には、インターネットをあまりされないご開業の先生方にも読んでもらえるようにしたらいいとのご指摘も頂いたりしていますが、まだまだですので、色々頑張りたいです。


いつもポチぺたありがとうございます晴れ
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