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さて、本題へ^^
先日、行政の生活困窮者自立支援の相談員をやっている弟子たちと会談して来たのですが、率直に「現場はまだまだレベルが低いなぁ」っと思いました。
まぁ、その大半は行政のシステム上の問題で、結局、弊害は相談者ダケにイッちゃうワケです。
その話の中で「滞納税金のコトをもっと(頻繁に)書いて」っと言われたので、今日は滞納税金のお話を^^
数週間前にも書いたのですが、税金が収められない・滞納しちゃった っという人は、兎に角、出来るだけ早めに「ごめんなさい」して少額での分納などのお願いをしましょ。
出来るだけ早く行くのには「誠意を伝える」という理由があるのですが、それ以外にも「出来るだけ延滞税が付かないようにする」っという理由もあります。
税金を延滞した方は分かるでしょうが、延滞し始めの税金の取り立ては、お手紙のみという、非常に優しいモノです。カードなどの取り立てに比べたら「ん？延滞？しても大丈夫よ」って言っているようなモンです^^
こんな感じなので、苦しい人はうるさい取り立ての借金を優先し、ほぼ黙ってくれている税金を後回しにしてしまいます。
借金返済が滞っている人が税金も滞納しているパターンが多いのは、これが原因です。
この「ものごっつう優しい」税金の取り立ては、少なくても半年程度続きます。長いと1年とか^^;
だからどうしてもその優しさに甘えてしまい、どんどん溜まってイキます。
しかし、行政や国税もずっと優しいままってぇワケにもいかず、段々とその取り立てがキツくなります。
んでも、その頃には滞納税金は延滞税もプラスされ、びっくりするホド溜まっています。
結果、「収めないと差押するぞ」っと厳しい取り立てを受ける頃には、とてもじゃないけど一括なんかじゃ収められない額になっているのです。
こうなると「どうしたらイイか分からない」っとパニックになり、余計に行政などに相談に行くコトにブレーキが掛かってしまい、結果的に無視するコトとなり「誠意が無い」と判断されて差押ってコトになってしまうのです。
んで、行政が一度「差押」を発動すると、差押を解除するには、基本「完納」するしか認めません。
行政側の言い分としては「ここまで待ったのだから、もう甘い顔は出来ません」っという感じです。
ココまでイッてしまうと「納税は国民の義務」っという最強アイテムを持ちだしてくるので、抵抗するのは困難です。
早めに相談に行けば、滞納税金も少ないですから、分母(滞納している本税)が小さければ、それに掛かる延滞税も少なくて済むので、収めなきゃならない額も当然、少なくなります。
また、この最強アイテムを持ちだしてくる前の「優しい取り立て」のウチに「ごめんなさい」っとお願いすれば、相手にも誠意が伝わり、喜んで分納に応じてくれます。
つーコトを簡単にまとめると・・・
<税金を滞納して直ぐに交渉する>
・滞納した本税が少ない→延滞税も少ない=収めなきゃならない額が少なくて済む
・誠意が伝わり分納に応じてくれる。(「ご苦労様です」とか「ありがとうございます」なんて言ってくれる)
<滞納し続け「差押」されてから交渉する>
・滞納税金(本税)が多額→延滞税も多い=収めなきゃならない額が多くなる。
・最終の必殺技「差押」を出した以上、完納しないと解除しない(「納税は義務」「無理」としか言わない)
それと・・・
借金は裁判など債務名義を取られないと差押されませんが、税金は滞納したというコトだけで差押出来ます。
借金は自己破産すれば消えますが、税金は自己破産しても消えません。
コレらのコトを考えれば、借金と税金、どちらを優先した方がお得か？っというコトは一目瞭然かと。
納税がキツイなっと思ったら、早めに相談に行ってくださいね^^
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