借金癖は借金病(その1) | 不動産再生屋の日々

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事業・不動産・生活の再生のコンサルタント「再生屋・山本」が借金問題の解決方法をお教えします。

今回は事業再生メインのテーマにしてみました。事業再生も私の仕事ですし、特に明日にでも倒産しそうな零細企業を再生するのは得意分野です。これも数回に分けて書こうと思っています。(住宅ローンの返済に困っているサラリーマンの方でも解決方法のヒントとして使えるものもありますので、是非読んでみて下さい)


借金が沢山ある方をよく「借金癖」があるといいますが、私たち借金のプロ(再生のプロ)は「癖」と考えずに「借金しているウチは病気」と考えています(少なくても私はそう思います)

なので、この病は治すことが可能です。絶対に治ります。借金なんて「たかが借金」です。こんなことに命を賭けることなんてありません。だって絶対にどうにでもなるのだからです。


では借金病を治すには何が必要か。本当の病気でもまずは「どんな状況なのか」を調査します。お医者さんに行けばまず「どうしましたか?」と聞かれますよね。そして「頭が痛くて、熱もあって、ダルくて咳も出ます」と、自身の状況(データー)を報告しますね。


これと同じでまずは会社の置かれている状況を冷静に把握する事が必要です。
但し、風邪と違って借金病の場合は大雑把に「借金が沢山あって大変だ」というイメージ的な事を言う事はできますが、詳細なデーターは分からない方が多いです。


借金病に犯されている社長さんの多くは手帳や頭の中などに「5日は武富士に2万円、10日は手形で50万円」など近々の予定は理解しているのですが、「1ヶ月にどれくらい借金を支払っているのか」となると正確な数字は分からない方が多いです。もっと症状が進むと何処に幾ら借りているかさえ分からなくなっている社長さんもいます。

まずは正確に借金が幾らあって、毎月幾ら支払っているかを知る為には「借金の一覧表」を書くことです。この借金の一覧表を書くと「こんなに借金があった(支払っていた)とは思わなかった」とびっくりする社長さんが殆どです。


書き出す内容は「借入先」「残債務」「毎月の支払額」この3つは絶対に必要です。そしてサラ金などの高利での借入れは一番初めに借りた年月日も必要です(分からなければ大体何年前という大雑把な取引年数でもかまいません)
そして借金一覧表と一緒に現在の資産(財務)状況も書き出す必要があります。これで、毎月いくら稼いで毎月幾ら借金を支払っていたかという事が分かります。


零細企業の社長さんは出納帳でさえ半年分一気に書いたりしている方が多いですし、ひどい方になると決算前に一気に書き上げるとか、顧問税理士さんに丸投げして自分では作らないとか・・・・「ウチは今までドンブリ勘定だったから」と何を勘違いしているのか自慢気に話す社長さんもいます。「ドンブリ勘定でも今まで会社をやってきた」とでも言いたいのでしょうが「ドンブリ勘定だからこうなった」のです。


データーを作った社長さんは「あまりの借金の多さに頭が真っ白になってどうしたら良いか分からなくなった」といいます。でもそれでいいのです。頭の中が真っ白になったという事は冷静に自信の置かれている状況を把握し始めたという事です。


この書き出した借金の多さに頭が真っ白になったその瞬間から再生の第一歩が始まります。