それは、体温の上昇はガン細胞と免疫に直接関わっているからです。
ガン細胞が熱に弱いことはよく知られています。最近では、前立腺ガンに超音波で熱を加えて治療する方法が開発されて注目をあびました。がん細胞は３９℃を越えると急速に弱っていきます。超音波による温熱療法は、局所的な前立腺ガンなどでは効果を発揮しますが、全身に転移したガンには対処のしようがありません。
炭酸泉につかると体温を容易に３９℃以上に上げることができます。体全体が３９℃以上になるのですから、どこにあるガン細胞でもやっつけることが可能となりました。特殊な装置など必要ありません。ただ、炭酸泉のお風呂に入るだけでよいのです。
もうひとつ、体温が上がると免疫力が上がります。ガンを攻撃するリンパ球は体温が上がると活動が活発となり、リンパ球の数も増えることが知られています。
体温が上がることはガン細胞にとってダブルパンチ。ガン細胞自身が弱り、その上ガン細胞を攻撃するリンパ球が元気になるのですから。
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