これまでの時代は、喧しくも「個性の時代」と言われていたものの、実際は「没個性の時代」だった。
本当の意味で優秀な人物は、社会から抹殺される運命にあった。徹底的に出る杭は打たれた。
これからの時代は、いわば出る杭ばかりとなる。
みんなと同じことしか言わない、しないという平凡な人間は、考えを大きく改めるか、そうでなければ次第に社会から居なくなるだろう。
本当の意味で、これからは「個性の時代」となりそうである。
個性と言っても、無理に目立とうとして目立つものではない。
自然の成り行きで、自分の頭で考えて行動していたら、結果的に、それが大変に個性的だったという話である。
本当に目立ちたかったら、まずは目立とうという意識を無くそうと努力すべきだ。
大衆のみんなの中でしか行動出来ないという同調の得意だった人間は、これまでの時代、非常に生き易かった。
が、一転、これからはそういう生き方はマイナーと見做され、非常に生き難い時代と変わる。
自分の頭で考えて行動する、というのが一つのキーワードとなる気がする。
こんな言葉、生きてゆく上で当然のことのように思われるが、それが全く当然ではなかった。
実際、自分の思うことの「本音」と、社会で評価される「建前」が余りに乖離していた。
だから我々の頭の中は、本音と建前のその差や違いに葛藤する気持ちも多かった気がする。
なるべくなら自分に正直な気持ちで生きよう。