世界は、色んな意味で切羽詰まってきている。
強制、規制、統制……。「制」という良くない言葉が並ぶ。
我々の仕事から生活までの全てを、上層から縛り付けようとする勢力が、最期の力を振り絞り、牙を剥いている。既に負けているのにも関わらず、未だに自分たちの思い描いてきた理想世界を創り上げよう、と強引に押し進めているのだ。
彼らは、もう自分たちがどう言われようが、思われようが、余り関係がないようにも見える。ただひたすらに、自分たちの目的だけは達成しようと、事をとにかく急いでいる。その為、彼らの論理矛盾、綻びがだいぶ目立ってきた。
彼らには残された時間が無い。時間が経てば経つほど、我々のより多くが、この世の嘘やおかしなことに深く気付き、次々と目覚めてしまう恐れがあるからだ。
夜明け前が一番暗いから、今はまさにその言葉通りであり、非常に厳しい状況のようにどうしても思えてしまう。
善良な人ほどそれだけ世を憂い、不安・心配は尽きない。
しかし、太陽は朝には必ずや昇る。
このクライマックスをゆったりと楽観的気持ちで過ごせるかどうか、自分自身の課題にもなろう。