ジョン・コルトレーン「COLTRANE JAZZ」(1961年)という作品。
コルトレーンの6枚目のスタジオ・アルバムになる。久し振りのジャズ鑑賞なので、とても新鮮な気持ちがする。
ジャズはロックと性質がかなり似ているところがあり、似ているところは音の重量感ではないだろうか。いろんな感情が詰まっている。
どこか人の心に、直接的に響く音の性質を持つ。
どうしても今風の軽過ぎるJ-POPは、長時間どころか短時間でも静かに聴く気になれない。
嫌な音楽は、始まってから数秒で聴くのをやめる。どうしても中身の充実度は薄く、表面だけの上っ面だけ豪華に飾ってあるだけのような気がして。
勿論、偶には聴いても良いが、そういう軽いものは幾ら時間を掛けて聴いても、やはり聴いた感触や聴いた心地がなかなかしないものだ。
重たければ何でもいいとも全然違う。ハードロックは良いとしても、メタル以上の重たい音楽は、私はなるべく普段から聴きたくない。
また、ジャズやロックのように音質が重たいからと言って、それが良い音楽と常に確定する訳でもない。
人間らしさ・人間臭さの何らかの明るい要素さえあれば、多くの人の心に音は刺さり、それらが一切ないとすればただの雑音と化する。
全8曲収録。